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愛と仕事と金

男と女の違いを語る前に

カフェでコーヒーを楽しんでいると隣の席で男と女の違いについて熱く語る女子に出会います。居酒屋では同じことを語る大人に出会い、ネットでも部活でも職場でもやはり誰かが同じように語ります。

しかしそれ以前に考えることがあるんだよというお話。

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なぜ男を語るのか

女性が男を語るとき大抵行き違いや怒りや悲しみをともなっています。もしそうでなければ偉そうに経験を語るときです。たとえその経験がないとしても何故か多少の自虐や多大な自慢が見られるのもまた異性語りの特徴ですね。

男を語るときに最も優先される要素は自分を守ること。自分が失敗したのではないとか自分が可哀想とかそんな内容になります。そうでなければ過去の男たちついて、もしくは過去に見かけた男たちについて熱く語るでしょう。

語って解決はない

男語りはストレス発散の一貫です。自分がそうする時はそう思っているのに人から話を聞いた時は真面目に聞いている人が多いのが男語りの特徴の1つです。話している方は溢れたものをそのまま垂れ流しているのですから内容に対した意味はありませんが聞いた方は必死です。どんな意見も持ち帰りなんとか幸福に近付こうとしています。

しかし残念ながら男語りが解決策になることはありません。あるとすれば精神を安定させる材料になり向き合う時間ができたということだけです。

男語りの前に

異性語りは多くの場合違いを求めます。男と女の違いを語り吐き出すこと自体が目的化ているにも関わらず聞いた内容は真実であるように思うのでやっかいですね。

またこういう話は男性から女性にしても無意味です。私はしないとか女怖いとかその瞬間だけ本気で言うのが人間です。

はい。そうなんです。「我々は人間」でこれがポイントです。 男女の差は実は大したことはありません。実際に男語り女語りをしている人たちの話をまとめると「アイツらは勝手」でだいたい済みます。しかしそれは男女ではなく人間性の問題ですね。もう少し小さいレベルで言うなら関係性の問題です。

他の言い方をすると「自分に優しくしてくれなくなった」でしょうか。つまり初めの恋愛の熱が冷めたり、我慢の限界がきてしまったのでしょう。その訳を男語りで解決しようとしてもそれは出来なくて当然ですね。

まずは人の個性を「受け入れ直す」ことで自分のストレスを減らしましょう。

ちょうどいいのは手のひらと手のひら

相手を語るのは女性だけではなく男性も同じです。あいつらは勝手だと誰もが言うわけです。だからといってお前が言うなとお互いに罵り合ってもどこにも収まりません。

私から見ていてちょうど良く収まっているのは女性が男性を手のひらで踊っていると笑い、その男性も女性が手のひらで踊ると笑っている状態です。お互いがお互いをちょっと下にみてかわいがっていると相手語りがでても問題なく続いています。

ただし、一番バランスよく幸福に続くのはお互いの立場が対等である状態です。それが相手を甘やかすこととは違うことに注意して関係を築いていきましょう。

個性を捨てろ! 型にはまれ!