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愛と仕事と金

始まりと終わりには勢いが必要 生き方のコツ

物事にはあれも大事これも大事という要素がありますが、最初と最後も大事だと言われることが多くあります。始まりと終わりの場面では何がその重要な要素を満たすことができるかといえば「勢い」です。

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始まりの勢い

物事は始まる時に莫大なエネルギーが必要です。その証拠に起業すれば儲かるやればできるというものの殆どが日の目を見ることがない理由はただ「やらない」からです。 しかしやればという言葉を言わなくなることもなくいつまでもそういい続けるものです。

外的な要因で物事が始まるときにもその勢いを感じることができます。 何か自分の関わるものが始まるとき大きなストレスや不安、プレッシャーを感じます。これが勢いが打ち破らなければいけないものの多くを占めています。

始めることは変わること

始めるということは変わるということと同じです。そのため様々な不安とストレスを感じてしまうわけです。

引っ越しは簡単な生活変化の技術ですがそれをしない人も多くいます。これは環境の変化に対する希望不安の間で不安が勝っている状態です。

動物は悲しくも慣れるもので今の不満にはずっと不満でも慣れてしまいます。不満をいだきながら変化するよりは良いという判断が新しい生活の始まりを阻害し続けます。

終わる勢い

サンクコスト効果というものをご存知でしょうか。コンコルド効果とも言われサンクコストは埋没費用のことであり回収不能費用のことです。

簡単に言えば「勿体無い」に邪魔されて終われない事を指します。

趣味もそうですが集め始めると途中でやめられなかったり、得たものを利用しなければいけないという意識が働きます。大きい話では高速増殖炉もんじゅがそうだと言われたりします。身近なことでも頻繁に起きるこの現象のために「断捨離」や「片付け」など捨てる技術も定期的に取り上げられます。

「せっかくここまでやったのに」などという考えと同時に捨てる不安なども存在します。 それを断ち切るのは合理的な理由ではなく勢いです。合理さだけでどうにかなれば世の中平和なもんです。

終わりと諦めの違い

一方で終わりを言い訳に諦めることがあります。終わりと諦めを混同してしまうと何も熟練しない何も習得しないことになります。それはただの移り気の多い人、飽きっぽい人としてしか生きられず終わるメリットもなければ勢いも必要ありません。

新しいことをすれば何でもいいわけではありません。終わりに一抹の不安もなく始まりにも不安がなければその終わりと始まりの選択はまだ早いのかもしれません。まだやれることがあり、まだ知るべきことがあり、まだほしいものがあるのか自分のチャレンジのための終わりか諦める終わりかじっくり考えましょう。

勢いも慣れ

始まりと終わりに必要な勢いにも人は慣れてしまいます。常に勢いづけていないと楽しくないとすら感じるようになるかもしれません。起業家や新進気鋭という人々はこういうタイプです。

こうなってしまえばどれだけ集めようと進んでいようとやるべきものを見つければスパッと移ることができます。もちろん事業などは畳んでしまうよりも売ったり譲ったりするほうがいいこともあるのでそのスパッとと言っても時間はかかるでしょう。

私は何度も何度も終わりと始まりを経験した人を総じて器が大きくなっていると感じます。終わりの中には当然人間関係が含まれることもあり諦めることもあります。始まりには多くの出会いがあり乗り越える不安と期待があります。そういう経験が人に与える影響は小さいものではないということを覚えておきましょう。

外的要因も勢いで断ち切る

スパッと行くときに勢いを弱まらせるのは自分の不安だけではありません。周りにいる多くの敵、味方全てが壁になるでしょう。

そんなとき人間関係を断ち切ってでも進む道か、言うことを聞くのかと2択にしてしまいがちなのが勢い素人です。

人間関係はあるかないかの2択ではなく様々な距離感があります。進むのに必要な距離感を作り安定期にはまた違う距離感で付き合えばいいだけのことでデジタルの01で考えていては人を切ってばかりで誰もいなくなってしまいます。

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