ピンチをチャンスにする時の注意 思春期に知っておきたいこと
ピンチをチャンスに、ピンチの中にチャンスがあるなどというのは聞き飽きたセリフにも思えるものですが、実際に大きく成果を出す組織や人はそういう意識があります。
しかし一般的にはこの思想はバランス感覚が必要で実用に耐えられないものであると言えます。
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2013/07/12
- メディア: 文庫
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ピンチはピンチ
そもそもピンチでやってやろうという気になるのは難しいのです。ピンチだと認識した時点で思考が滞り、心拍はあがり、汗が流れるのが人間です。そうなってしまえば挽回は難しいのは自分の経験を思い起こしてもわかることでしょう。
例えば失敗して怒られた時に後からケチをつけることは出来てもその場で言い返すのは難しいでしょう。みなさんも様々な場面で後からはなんとでも言えると一度ではなくおもったことがあるでしょう。
カウンターは難しい
次に活かすというのは重要なことで成長の要でもありますが、実際にはほとんどの失敗などは感覚的にしか活かされることはありません。
漫画などで相手が攻撃を出すのに合わせて攻撃するカウンターという技術がでてきますがあれは相当な技術が必要です。ピンチになる練習なんかは普通の人はしないのでそんな技術を持っているはずもないということになります。
つまりピンチの時はそれ以上傷を広げないように対応するのが基本であるということですね。 もしカウンターの技術がほしければ何度も殴られながら合わせて反撃する練習をしなければいけません。
おとなしくチャンスを待つ
そうなるとチャンスはこないのでしょうか。もちろん誰にでもチャンスはあります。私の知る人でチャンスのなかった人はいませんし多くの人はそのチャンスがあったと言っています。
辛いことや悲しいことは心に残りがちで占領しがちです。私も過去にそういったときがありました。しかしチャンスは必ず訪れますし一度きりでもありません。
チャンスに行動できる準備
とはいえチャンスをものにした人というのも多くはありません。これまで守りに徹していた人にとってチャンスは怪しい罠にしか見えないですし、動いていい場面なのかも判断できません。
チャンスは必ず訪れるといっても多くはありませんし危険のないチャンスもありません。
普段から行動が出来ない人は遅れても行動に移す練習をして、対応が遅れがちな人は決断の練習をしましょう。決断や行動力というのは完全に持ち合わせた個性ではなくトレーニングで手に入れられる技術でもあります。
新任3年目までに知っておきたい ピンチがチャンスになる「切り返し」の技術 (学級経営サポートBOOKS)
- 作者: 松尾英明
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
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