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愛と仕事と金

やらないことの重大さを知る 思春期に知っておきたいこと

失敗しそうなことに手を出さないというのは時間の節約だと言う人がいます。 節約しないといけないほど有意義に使ってるとも思わないんですが、それはおいておいて「しない」という選択について考えてみましょう。

やらないこと戦略  最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術

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やらなかった結果

やらないということは何も得ないプラスマイナスゼロだと勘違いしている人がいますが大きな成果と浪費につながっているかもしれません。

たとえばある日の掃除をしないとその分のを得ます。逆に失うのは次にやるときの労力と綺麗さ。と思いきや失うのはもう少し大きいはずです。一度休むと次に始める時に必要な気力は大きくなりますねそれはしなければいけないと思うほど大きな負担になります。また少し汚い部屋に慣れるともう少し汚い部屋も平気になりどんどん汚くなっていく人もいます。

これは必要な事をしなかった結果ですがそうでないことでも同じ様なことが起きます。 「体育の授業をしない」これは現代では多くあることですがやりたくないことはやらなくてもいいという教育方針のもとで起きています。もちろん運動能力なんかはありすぎてもほとんどの人はスポーツ選手になるわけではありません。

しかし運動は脳を発達させる、ストレスを減らす溜まらないうようにする効果がある、幸福感があるなど多くの効果があることを最新のデータは知らせています。

もう一つ仕事の経験で言えばやっていないことはいつまでもできるようにはならないということがあります。一度のチャレンジで向いていないと自分で判断する人がいますが社会でも学んで練習しなければ得られない技術ばかりです。「やらない」という選択は未来を一つ閉じているとも言えるかもしれません。

 やっても意味はない

やっても意味がないというセリフは3流がよく口にする言葉です。もう少し正確に言えばその分野の自分の経験だけで語る3流がよく口にするセリフです。

もちろん本当に意味のないことだってたくさんあります。多くのサンプルから学んで少しずつでも進むという思考は確かに良いことですが同じサンプルを並べても変わらないということもあります。多くのサンプルから学ぶならサンプルは少しずつ何処か一つ変化が必要ということです。

また意味がないと思い込みたい人がう使うこともよくあります。自分がサボる理由や言い訳に使われる言葉の一つが「やっても意味がない」なのです。

しないことも見られている

勘違いされがちなことの一つに「していることを評価される」というのがあります。正確には「評価されるべきはしていることだけにするべき」だと思っているということになります。

しかしそれは到底叶わないません。誰かと同じ評価なら仲の良い人が選ばれるし、高い成果を出しても制御の出来ない人は嫌われるのは人社会で昔からずっと続いていることです。

そしてそれは「しない」ことが評価されるということでもあります。仕事で成果を出しているのに評価の上がらない人はもしかすると「あれはするけどこれはしない」リストにはいっているのかもしれません。それは人望や人徳と言い換えられることでもあります。

これを聞いて不平等だとか不公平だと思うのはお門違いです。自分だってそうするしそうしているのですから。

また昔からある帝王学や評価される人間の持つべき性質としても「人間性」は何度も指摘されてきたものです。今後いくらAIが活用されるとしても人間が関わる部分ではこの点は変わりません。またその評価は仕事だけにかかわらず近所付き合いでも友達付き合いでも同じです。

 大人はしたことからしか選べない 

未来のためにということでもう一つ気をつけたいのは大人の選択肢の多くはしたことからしか選べません。年を取れば取るほど選択肢は自分の経験からしか選べなくなります。

したことのない仕事はできないし、わからない世界は認められない、やってきたことを正しいと思いそれ以外を排除しがち。なんにせよ人は忘れるもので特に自分の苦労のなかから一面的なことしか外に出さないうちに自分自信が初心を忘れ経験すら忘れ結果だけを見がちになるのです。

だからといって大人を汚いとは思うも早計です。自分も大人になれば大差ない存在になっていくのですから。

やるかやらないか

やらないと判断することは簡単ですが他に削る時間や工程があるのならチャレンジや新しいことのために「やってみよう」を使ってみましょう。

しないことリスト (だいわ文庫)

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