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愛と仕事と金

新社会人の身の守り方

新社会人向けにはマナーだとか成果を出すための方法が良く書かれますが、新社会人だからこそ逃げ方や身を守る方法は知っておかなければいけませんね。だって企業がそれを教えてくれることはほとんどありませんし、周りに相談したりするのは手遅れになりがちですから。

入社1年目ビジネスマナーの教科書

ミスを防ぐ

ミスを防ぐのに最も簡単な方法はメモしかありません。どういうふうにメモを取ればミスが減るのかというのはいろいろ試して欲しいですが、基本的に書くこと見直すことだけでもミスは減るものです。

メモは最終的に自分のミスが何を原因にしているのかを浮き彫りにしてその後ずっとミスを減らすのにも役立ちます。同じように書くだけでなく前回足りなかったことや自分のための補足事項などスペースを十分に使って書くこと、日付をわかりやすく書くことなどが最低限必要でそのために罫線のないものや手帳とは別に持っている方がいいかもしれません。

デジタルでもちろん構いません。自動で日付などの情報が付きますし音声も入れられますしね。

濡れ衣を叩き落とす

自分のミスではないのに自分のせいにされることはよくあることです。そんなときに泣き寝入りしていれば収まる場合もあるでしょうが、評価に関わるようなことならはっきりと言わなければいけません。そんなときに重要なものもやはりメモです。

メモに助言や指示を名前付きで書き込むことでだれがいつ何を言ったのかがはっきりします。これは裁判などでも重要な証拠として有効になるほどのものです。

この証拠に関してはメモに限らず日記でもいいので寝る前に振り返ってわかる分だけでも書いておけばいいでしょう。特に寝る前の振り返りは脳の育成にも役立つことで知られているのでメモをまとめるなど寝る前の習慣にするのもいいでしょう。

また絶対条件として企業や同僚を「人間として認める」重要性を知りましょう。人間は常に自分が損をしないように無意識に考えるもので絶対的に味方や正義であるわけがありません。

つまり人間として認めるということは人の弱さや愚かさを持っていることを認めてあげるということでもあります。絶対正義だと信じてしまうことは相手を幼い子供だと言っているようなものですから。

理不尽への対抗

どんなに弁が立つとしても相手の立場が上で権力を振るわれては逃げようのないこともあります。しかし日本はしっかりとしたもので対抗策もあります。それが労働基準監督署や社内総務部です。

総務部はしっかりと分業して機能している場合に限りますが理不尽な人事評価などを申し立てることができます。もちろんそれは個人の裁量の範囲であり上司に相談しないとしてはいけないなんていうことはありえません。

労務局はさらに上の力を奮ってくれます。ブラック企業内部告発や全体的な違法な業務などはここに伝えることで動いてくれるでしょう。よほど他の企業のことで人手が足りないのでなければ労務局の動きは思っているより早いもので歓心したことがあります。

やめ方

それでもいかんともし難いというときは辞めるということになるでしょう。転職先が決まっていなくても自己都合であっても多少の失業保険はあるのでよほど短期間で辞めたり連続した転職でなければライフラインとしての失業保険は活用しましょう。

辞めるときは2週間ほど余裕を持って伝える必要がありますが、辞めるかどうかは個人の権利であり辞表を受け取らないなんていうのは対して意味のないことです。

どうしても辞めることを受け入れないと言う上司であってもその場合は飛んで然るべき飛ばれて当然です。自分が辞めると他の社員に迷惑がかかると心配する人もいますがその責任は辞めた人ではなくその必要あると思わせた企業の問題です。

また時代錯誤な考え方として終身雇用という言葉がありますが、現代では数回の転職は誰もが通るものであり副業も本業に影響のない範囲で推奨されるものです。

自力脱出が全て

ここまで様々な防衛手段を見てきましたが、どれも起点となるのは自分です。自分が動かなければ何もならず何も起きず何も守れません。自分がどんな生き方をしてきたかに拘らず自分の身は自分が守るのが社会の前提であるとしっかり覚えておきましょう。

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