悩みの正体と解決方法
悩みの臨界点と行動
今日のメニュー
- 悩みは実は答えが出ている
- 行動に迷う
- どこまで悩むのか
- 要素がなければ決断するほうがいい
- 今日のポイント
- 作者: 和田秀樹
- 出版社/メーカー: 大和書房
悩みは実は答えが出ている
悩み相談の難しいところは本人が悩みの中身を理解してない事です。理解していないと言っても何のために相談してるのかわからないという事ではなく、どうしたら解決するのかがわかっていない事です。
例えば夕飯に悩んでいて、誰かに相談しても誰も解決してくれない時。実は食べたいものはあるけれど値段が高くて食べるか悩んでいるのに、何を食べたらいいかと聞いていたりします。そんな事はしないと思いますか。しかしこれは誰にでもある事で、この悩みのすり替えが悩みの悩みたる根源のようなものです。
それを排除すれば悩みは答えを探す必要もなく、考える必要もありません。ほとんどの場合答えは出ていて背中を押すか引き止めるかをして欲しいだけだからです。
その夕飯はいつもなら買わない値段だけれど、凄く食べたいみたいだから今日は思い切ってそれを食べよう。その代わりこれから少し節約をしないといけないけれど、といった具合です。
行動に迷う
ほとんどの悩みはすり替えさえ取り除けば答えは出ているものがほとんどです。
しかしどうしても行動に移すには別の要素が必要になるのが人というもの。後押し言い訳責任逃れが欲しいということです。
恋愛で言えば、言う通りに告白したのにふられてしまった!おまえのせいだからな!まあ相手は怒っていますがこの人が再び怒りを伝えに来ることはまずありません。私のせいにすることで自分のふられた理由や失敗はなかった事のように扱われているからです。
そしてこの人はこの悩みを解決して別の恋愛という悩みを抱えてまた現れます。
行動には自分だけで言い訳を作れる人と作れない人がいますが、言い訳は精神的な防衛本能でもあるのでかなりの場面で必要です。販売の技術でも限定商品や特価のものなど買う後押しを見ることができます。
どこまで悩むのか
悩みのすり替えが判明しない場合、また後押しがない場合いつまでも同じ悩みにとらわれることがあります。時間は便利なもので勝手に進んでくれるので、次の予定や出来事が起きるので悩みは一時的に忘れられたり状況が変わります。
しかしどうしても悩みの要素が無くせないといつまでも悩み続けることになります。
仕事場の先輩に言い寄られて困っている。付き合うなんて絶対にないけど奴は仕事に影響を及ぼしそうな性格だ!というか及ぼしてきたらしい!みたいな話もよくありますよね。
こんな場合は色んな要素を出して自分で自分の背中を押すしかありません。最悪の場合仕事がなくなっても奴といたくないから仕方ないと思えるか、奴がわるいんだから自分が丸め込まれるのは仕方ないのか。
要素がなければ決断するほうがいい
決断には要素が必要です。その悩みに対してどの答えを選んだらどうなるのか未来予想をたててみます。ほとんどの予想は聞いてみると悲観的なものばかりでポジティブな予想は出てこないのですが、ポジティブな予想も出す必要があります。
ここで全額つぎ込んだら、外せばもう生きて帰ることはできない。しかし億万長者になってこいつらを全員見返せるんだ!!!!そんなギャンブルには不要なポジティブシンキングですが、攻略が見えていて実行する能力があるのならあとは腹をくくって行動するしかないということもあります。
時間が経てば新しい要素が出てくるということもありますが、新要素に対する見込みがそもそも甘いなんてこともあります。
ここで先頭の馬が理由はないけど急にペースダウン!その次の馬が前を抑えられて横にも逃げず一緒にペースダウン(逃げ道却下)後ろから来ていた馬は集団の壁に多分ビビって追撃不能!その次の馬がまだ見ぬ一瞬の隙をついて外から抜き去る!!!!みたいなことですね。
新要素はほぼ確定情報です。起こるべくして起こることばかりなので、それを相談されればいい話ができるでしょう。しかしもしもう考える要素がなくなってしまったら、行動に起こすのが一番です。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 (中経出版)
- 作者: 草薙龍瞬
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
今日のポイント
悩みはどんどん行動して次の悩みに行けばいい。だからといって学習しないで同じ失敗を短期間で繰り返しながら毎回悩みを相談に来るのはちょっとだけ面倒だから自分でどうにかしてください。