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海外留学を勧める理由

知人に海外に行く必要はあるのかという相談を受けたので考えてみました。 ポイントは上昇志向です。

アメリカ留学公式ガイドブック[第2版]?大学・大学院留学を成功に導く

ほとんどの人は海外にはほとんど行ったことがないようです。留学生も大学生で66000人(平成29年)程度で大学生総数が約257万人からみても少ないと言えます。

 就活で有利か

 まず自分に有利に働くのかというわかりやすい観点でみると就活では未だに人数が少ないということはある程度有利と言えます。しかし就職先が全く海外との交流を考えておらず英語力なども必要としないのなら無意味になってしまいます。

 一言で言えばどの職種でもオーナー次第なので職探しでいかに留学を活かせるかは検索力次第ということになるのかもしれません。また就職で有利なのは専門英語であることがよくあります。専門英語とは工業英語や法律英語などで実際に業務で必要とされる英語でこれは学校で習ったり留学で得られるものでもありません。  いかに自主的に必要な英語を学ぶかが大事になりますね。

 ちなみに新卒という扱いは留学先で学位を取るのでなければ気になるところでしょう。ほとんどの企業では休学などで数年遅れたところで理由が留学であればむしろ興味を持ってもらえるものです。海外の大学卒業という履歴書はそれだけで更に強そうに見えますが留学がマイナスになることはなくプラスに働くでしょう。

 文化は混ざり合い

 私が留学をお勧めする理由のトップは大雑把に表現すると情報収集です。  海外の情報が常に先を行っているとか日本が遅れているというのはどうでもいいことです。新しい技術や発見はあちこちで常に出ていますが今となっては調べれば得られる時代ですので自主的に得たければ検索するだけですみます。しかしこれというほしい情報がないときでも海外にしばらく行くと得ようとしなくても生活の中で感じる情報がたくさんあることは間違いありません。

 またどの業種職種限らずに日本との違いは必ずあるでしょう。これはただの流行りかもしれませんし最先端であるかもしれませんが重要なことは発見や気付きがあるであろうということです。短期の旅行ではなく留学などある程度の期間で生活文化を感じておけばその気づきをシミュレートすることも可能ですが未経験のことを想像上の生活から想像することは無意味だといえます。

 またそれが世界にとっても先端であることすら必要ないかもしれません。自分にとって新しい文化を得ることが何かにつながることはよくあることです。

海外至上主義

 世の中には保守とか革新とか言い方がありますが、文化を守ろうとすることは大事です。守ろうとしなければ守れないものがあることは歴史が証明しています。その逆でガラパゴスとも言われる日本文化は遅れていると表現されることもあります。それもわからない話ではありません。他国との交流が多いほうが技術的に進歩していることは当然だからです。

 そんな両者に自分がどちらに立つのかはどうでもいいですが、経験せずに語るほど虚しいものはありません。ほとんどの人が留学を経験していないことから多くの日本人はテレビで見たことをそのまま話しているに過ぎないでしょう。そうならないためにはやはり一定期間留学することは自分の基準を持つのに役立ちます。外に住んでみたけどこうだったと言えることは説得力を持つ言葉になるでしょう。

まずは留学生を捕まえてみる

 日本にいる海外留学性はほとんどが中韓などですが、アメリカやヨーロッパの人も当然います。 コミュ力に自身があるのならそのへんを歩いている海外の人に声をかけて仲良くなることからはじめるのもいいでしょう。家が寛容ならホームステイの受け入れという手もありますがこれはハードルが高いかもしれませんね。

最後に

 特に社会に閉塞感を感じたり自分の小ささを感じるという人は短期旅行ではなくしばらく過ごしてみるべきです。手段はいろいろですが学校からいく留学はある程度お互いの組織がなれているので安心感が違います。お金ももちろんかかりますがそのことについても解決策はいくつも用意されていることをお伝えしておきます。

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