素敵なはなし

素敵な話になればいい話、色恋と仕事

憎い人がいなくなる実験

 今日は面白い実験を一つ紹介したいと思います。それは人生を変えてしまうようなことです。面倒な年上、苦手な年下、つまらない上司、噛み合わない部下全てがうまく行くようなそんな実験です。

ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき

ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき

世界を震撼させるルシファーエフェクト

 科学や医学というのは膨大な実験の上に成り立っています。その中には証明のために人道を外れるような、倫理観を疑われるようなこともありますが実験と名がついているだけましともいえます。何故なら人は生活の中で様々なチャレンジ、テストを行っているからです。やってみて無理なら捨てるという実験の結果多くの動物が捨てられ処分されています。

 個人の生活はさておき、世界には最も邪悪とされた心理実験と言われるものがあります。その一つがスタンフォード大学によって行われた監獄実験です。学生をコインで囚人と看守役に分け数日でそれぞれがその役割に染まりすぎて暴走し中止されてしまった実験です。  この実験は後に映画や本も多く出ていてますので簡単に文献をみることが出来ます。分量は多いものの本のオススメはルシファーエフェクトです。

 この実験から今回何を見つけるのか。それは役割が自分を作るということ。他の心理学方面の言葉で言えばペルソナの話でしょうか。人はそれぞれの役割を持っていて生徒、子供、サッカー部員、彼氏などそれぞれの役割の最中はそれを全うしているというものです。これは今回深く理解を求めるものではありませんが私の「三層関係による社会の成立」には強く関係しています。

悪魔になるか天使になるか、それともならざるか

 ルシファーエフェクトによってわかることは役割が人を作るということです。身近な話では、売れたら態度が大きくなったアイドルとか役職がついたら人が変わった上司とかいくらでも思い浮かぶでしょう。

 そしてそれは特別な誰かの話ではなく、自分も漏れずにそうなっています。家にいる時、仕事をしている時、友達と会う時、全ての自分はその瞬間に合わせて染まっています。当然この事を認識しているとは限りませんし、認識しているとしてもそれが正しいということもありません。

 人は自分は何かを演じていることを知っていますが、他人がそうであるとは中々思わないようであの人はこうだからこうだと見切りをつけてしまうこともよくあります。  その割に自分のことはこうしているからと言って違うんだと思って欲しがっているようです。

 さて、あなたは悪魔を演じて悪魔のように見られるか、天使を演じて天使のように思われるかどちらがいいでしょうか。悪魔は払われ天使は招かれるでしょう。悪魔は忌避され天使は迎合されるでしょう。

 かといって別に天使になれというわけでもありません。上辺を見られるということが苦痛に感じることもあるでしょう。どちらになる必要もなく、ただ人の評価は見える部分でされているということを知っていれば十分です。そしてあなたの役割はあなたが決めることができるということを知っておけばそれでいいわけです。

 重要なことは今自分がそうしているという結果、これから自分がどんな結果をだすか。

フリのフリ

 こういった実験は自己啓発ではよく語られるものでもあります。そうなるためにそうなろうとするそうであろうとする、そして先にそうある。行動することの重要さと何かを持つ前にそうする重要性を語るものです。

 そういう話には必ず自分は全く効果がなかったと言う人が現れますが、そういう人もいるでしょう。しかし結果が得られなかった人の多くはフリのフリをしていたということを考えなければいけません。

 そうあろうとすることは重要ですが、その時に「どうせそうはならない」という思考を持っているとそうはならないということです。因みに、お金持ちになりたい!という人がそうであろうとして失敗する理由は「お金持ち」になろうとしたのではなく、「豪遊する」という役割を演じることにあります。「お金持ちになる人間」にはなれても「お金を持っている人間」に急にはなれませんからね。物理的に。

 フリのフリは多くの人を悩ませています。期待と不安、信用と不信が入り交じるのですからしかたのないことです。

 何かの役割を演じる時はそうである整合性がなければフリのフリで終わってしまいます。そうであるために、そうであるにはどうするのがいいか答えを聞くのではなく自分に合わせて調整していきましょう。

苦手な人はいないのだからいない

 では苦手な人をいなくすることはできるのか。お金持ちの話と同じで苦手な人がこの世から消えるなんてことはありません。一瞬ゼロにすることはできなくないことですが、長期的には必ずまた別の苦手な人が現れるので解決にもなりません。

 役割を演じてそうなる。そうなってきた。今の自分が既に様々な役割の結果である。そうであるのなら、苦手であるという事自体が役割を演じた結果であると言えます。

 つまり、まずは苦手だというフリをするのをやめましょう。苦手だから、こういう人間だからというのは自分の役割を縛ってしまいます。まずはその役割の縛りを解くこと。かく言う私も昔は苦手な人がいて苦労をしましたが現在では全ての人が面白いと思うようになりました。

 「苦手ではなく面白い」この変換が済むと生活が楽しくて仕方ないことになります。こんな人いるんだ面白い、こんな事言うんだ面白い、こんなに自分と違うんだ面白い、自分と正反対だから面白い、違うから面白い、噛み合わないから面白い。そういう役割の自分を演じていきましょう。

 今日面白かった人、面白かったことはなんですか?

今の思考を消す

 ここはついでですが、この役割のために必要かも知れないということで書いておきます。 苛つきや悲しみは思考を占領しがちです。それを気にしないとか消したりするのはコツがいるもので出来ない人がたくさんいます。そしてそれができるだけで役割を変えたり作ったりすることが大きく進むだろうと思います。

 1.無理に消そうとしないこと 思考は消そうとすればするほどそれを意識しているのですからけすことはできません。消すことをまず諦めてその事実を受け入れます。

 2.原因を追求する 怒りや悲しみは事象が直接感情に繋がっていない事が多い事を知っているでしょうか。原因は事象の周囲にある何かです。その周囲の何かを突き止めるように連想をしていきましょう。恐怖や不安の中身を知るというのは難しいかもしれませんが、始めに思いつく事に留まらずどんどん進んでみましょう。

 3.飽きたら逆転する 追求は面倒で難しい問題です。どこかで飽きてきます。安易に答えを作ってしまうこともあります。できれば安直な答えよりは追求を進めたほうが後のためですが、安直に答えを出せるというのはまた別の出口にも繋がっているのでそれもまたいいでしょう。  答えが出たら、もしくは飽きたら次は逆転です。実はその原因や要素を追求できただけで問題はほとんど解決するものですが、更に次に進むとすればそれは問題をダイヤの原石にすること。

 「それをもって自分がとてつもない喜びと幸福を感じるとすればそれは何故か」 これをガンガン進めましょう。どこまでもどこまでもこれはやっているだけでどんどん笑えるほど楽しくなります。途中で凄い発想に出会うと背筋がビリビリすることもあります。電気風呂より低周波治療よりも楽しい痺れをガンガン感じていきましょう。

 4.そうこうしているうちに いつの間にか自分の悲しみも怒りも霧散して吸収して栄養になっていますね。