smile seeds

愛と仕事と金

人の20年分の苦労と成果を盗む方法

いやあこんなタイトルつけたらみんな見たがるんじゃないですか?なんならこの辺の始まりを読んでもなお読もうと思っちゃうんじゃないですか?意地の悪いというか意地汚いというか、ヘソのねじ切れそうな捻くれた始まり方をしています。
だって始まった瞬間に内容が終わってしまうんですもの。

しかし、でもそれでもですよ。20年分の人の成果を盗む、苦労を盗むことができるならやっぱりきになるじゃないですか。私はあれだなとあたりをつけてしまいますがそれでも読むんだと思います。そして読むことが正解だろうと思います。思いは共感すれば強くなりますし不安は減りますし楽しさは倍増しますし仲間になれるなら嬉しいですしね。自分とは違う意見でも思考の参考になりますしね。

ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術---信頼関係を壊さずに最大の成果を得る6原則


イラついてきた?

さてそろそろ本題なんですが、当然ながら読書です。というか読書以外にそんな方法はあまりありません。ん?あるのか?と思われましたか。無くはない、その上時間あたりの情報量など加味すると読書だなというわけです。
さてこの後はなぜ読書なのか、どうやって読むのか、何を読むのかについてお話しします。
なのでだろうな!!と思った人はここまででいいんじゃないでしょうか。お疲れ様でした。

では読書しない、これからしようかなという人のために続きをよろしくお願いします。

[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める


なぜ

そもそも本というのは集大成という意味合いが強いものでした。今でもそういった部分で作られる本は多くある人のエッセンスである、またはある意見に対してのまとめであることが多いんですね。
今となっては色んな人がそれぞれで本を出しますので内容はウサギの糞からダイヤまで幅広く存在します。私でも出してますしね。
しかしとはいえやはり、紙で出されている本に対する信仰的なものは強く、各界で大御所と呼ばれそうな人は本を出し、講演会を行い関わる業界の相談役になるというのは終着点のようになっています。そのためある程度の評価のために一定段階までをまとめて本にする人は多いんですね。それは美化されているとしても虚構では無く、表現が誇大化しても全くの嘘ではないわけです。

その人がこれまでに積み重ねたものでしか言葉は出てきませんから、本というのはその人の人生のエッセンスそのものになるというわけです。

また人の意見なんか要らない染まりたくないという人も見かけるんですがこんな勿体無い言葉はありませんよね。例えばMicrosoftの創業者で世界で一二を争う富豪のビルゲイツはかなりの本を読むことで知られています。ですがビルゲイツが誰かのコピーだということで騒ぎにはなりませんよね。日本では少し前にホリエモンが刑務所内で多読したことが有名だったり、佐藤優さんのようなもはや本に埋もれて寝てるんじゃないかというような人も別にその知識を本からのパクリだと言われることはありません。
本を読んで得た知識や意見は自分の物ですが、誰の意見も見ず聞かずにい出した意見は独りよがりなだけです。

どうやって

じゃあ本を読もうといっても、1冊読むのに1年かかるのでは内容を覚えているかも怪しいですね。これまで全く読書をしたことが無くて、活字に弱くて内容が全く頭に入らないという人は別ですけれどね。
読める人は多読をお勧めします。ある分野、特に自分の関わりたいもしくは関わっている分野に限定して、さらに著者も限定して早く多く読む。その後他の著者に移ったり、反対意見の本に移りまた多読する。これには本の弱点を補う理由と効率化する理由があります。
分野を絞るのは1回で、という条件であって短期でも数日に分けるなら分野は広げてもいいだろうと思います。分野ごとに使われる言葉が絞れるので読み進めるほど理解が深まる。数学の後に社会をすると、脳の使われる場所が混乱して頭に入らないという話を聞いたことがあるからです。これが嘘なら別に1日にまとめて何を読んでもいいでしょうね。効率化ってやつになる予定です。
次に著者を限定するとさらに表現を絞ることができます。人は同じ言い回しを使いますからわかりにくかった言い回しも色んな場面でみれば真意がつかめてきます。これが本の弱点克服でもあります。
多く読むと同じことを言ってるなと思うようになります、何も考えなくても理解し始めるんですね。そこから別の意見に移ることで、自分はどう思うのか、どう理解するのか、どう活用するのかが出てくるではないでしょうか。

何を

ようやく何を読むのか考えられますね。まずは先のように関わっている関わりたい分野の本です。活字慣れしていない人でも、今はかなり広い範囲で漫画で読める◯◯や誰でもわかるなんてタイトルの本があります。2度3度読んでみればあらかたつかめるのではないでしょうか。
読み慣れている人はとにかく専門書です。業界の核心に迫る技術的な物や業務に係るものです。間違えても自己啓発本や夢の実現の本ではありません。私の書いてるものはほとんどそんなものですけどね。何故なら多読、速読といっても時間がかかります。読んでも読んでもどうにもならないという人ならともかく、進む道があるのに飛び越えようとするとえてして道を見失いがちですから。

もしある程度理解に余裕がある、時間に余裕があるなら興味のある人の興味のある分野についても見て見ましょう。自分を広げることは自分を分散させると思われますが、実は自分をいろんな分野のフィルターでろ過して純粋にしていく作業です。何を見ても何を知っても変わらない自分を知ることにもなります。本を見るたびに違う意見を人に言ってしまう人はやめておいたほうがいいかもしれませんけどね。

なぜ20年なのよ

20代前半からある種の仕事を始めて、早いと30代までに一度話題になったりされたりして自分をアピールすることになります。その頃はアピールしたいことであってそれを続けた結果どうなったかまでは書かれません。現在進行の成功は書かれることはあっても結果が見えない。
そして20年ほどすると時間がたっても意見を本にできるような人だけが本を出しなおします。まとめとして、エッセンスとして。

それにはやはりそれだけの時間がかかるわけです。今評判の誰かも大事ですが、結果の出た誰かの話はまた一味ちがいます。言葉の重みも内容の重みも違います。その重みの裏に時間がたって意見が出せ無くなったり出しても見られ無くなった人たちがいることも知ることができます。

別に10年でもいいかもしれませんが、30年でもいいかもしれませんが、私は一先ず20年で区切っていきたいと言うだけです。

さて今回のお話しいかがでしょうか。