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愛と仕事と金

自分を出す事、伝え合う事

色んな方々と話をしていると、"自分を出す"ことを重視されている方が多くいらっしゃいます。

一方でその方々を見ていると"我儘"なだけの人が、その中に多くいらっしゃる事も目に付きます。

自分を出す事は私の勧める事でもあります。しかしその方法は相手が自分を出す事も想定しなければいけません。全ての人がしたい事を伝えてそのまま全てして仕舞えばカオスになる事は目に見えていますね。


そこで先ずお伝えしたい事はアサーションという言葉。コミュニケーションの技術として小学校の友達付き合いから政治交渉まで幅広く利用されているものです。アサーションがどういうものかといえば、伝える事は伝える、そして伝えてもらうそれだけです。

しかしこれはやろうとすれば自分を通したくなりますし、相手が押し通そうとすれば反発が起きる事も良くあります。もし組織的にできるのであれば練習の場を設けて少しずつ浸透させる事が良いでしょう。1人で取り組むのは骨が折れますが、ポイントを上げるので1つずつこなしてみて下さい。


ポイント

1.伝え方

先ずは伝える事、これがなければ始まりません。伝えたからといって、いきなり怒ったり泣いたりという事は殆どありません。しかしごもごもとしてしまうとそのことが相手を苛立たせたり感情を逆なでることになります。言葉尻を疑問にしたりする等して和らげつつハッキリと、自分は好きなのか、嫌なのか、無理なのか、時間が少ない、体調が悪いと具体的に伝えましょう。

何でもいい、任せる、と言うことはある程度決まっていればいいですが、丸投げや放棄のように聞こえその場を楽しんでいないととられがちです。他の人を優先したい場合は進んだ聞き方(次ポイント)をすることもあります。


2.聞き方

皆さんはどうしたい?と聞かれて答えに困った事は無いでしょうか。相手が何を望んでいるのかを考えたり、答えたのに「それはちょっと」と言われたりしてると特に答えに詰まります。

あなたが質問する時は1歩進んだ質問をしましょう。それは具体性を持たせる、選択を狭める、質問をしない質問などです。

具体性を持たせるのはポイントの最初に書いた「どうしたい?」という質問をしないということです。実際にする事を出してするかしないかを聞きましょう。また選択を狭めるのは、特にしたい事ではなくても3つまでの選択肢を作って聞いてみることで、相手の思いついていない答えを導き出す事が出来ることがあります。更に話の中で今見たものなどを出して「いいよね」「だめかなあ」という投げかけをして、会話の中からハッキリとした質問をしない事であらかじめ先を見通すことも出来ます。


3.提案

自分と相手の答えから提案をしてみましょう。進んだ質問はそのまま提案になることもあります。しかし相手から伝えられた事から、どちらかの妥協が必要だったり間を取ることが必要な場合もあります。第3案をだす、間をとる、両者共の得を取る方法を提案しましょう。

その時によってはどちらかの意見しか通らないこともあります。その時は次回の提案でバランスを取ろうと約束をしたり、わかりやすい言葉で謝罪や感謝を伝えておきましょう。


この流れは相手がすることもありますし、全部自分がしなければいけないこともあります。常に自分がする事になってもそれはとても良いことで楽しい事です。しかし、相手が任せてくれたのに決定に否定をして来たり、どんなに練習をしてもうまくいかない相手なら、あなたとはソリが合わないのです。趣味が合わないなと笑って伝えてあげましょう。

あなただけが無理をしてるのではないかもしれない。相手がアサーションをするチャンスかもしれない。大人になり過ぎて心が老衰しては楽しむこともできません。


アサーションは誤解しない様にすること、誤解させないようにする事、つまりガンダムで言うニュータイプ(誤解なく伝え合う人)です。むっとしたり、傷付いたとしても先ずはその真意を確定させる事が大切です。私の書いたものはごく一部の例でありコミュニケーションは楽しむのが1番です。


あなたは笑えていますか。