逃げるが勝ち
あまり若い人には言いたくない。けど実際には逃げるが勝ちっていうのはよくある事。
大人はそれを特権だとか知恵のように言うけれど、そんな場合はまあごまかしだよね。
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逃げる必要がある
世の中には逃げるしかない時がある。鉄砲持ってこられたり、何を言っても伝わらない言語だったり、津波だったり。
そんな時に俺は絶対に逃げん!という人はあまりいない。けれど、私生活の中では逃げてもいい時に逃げない可哀想な人がいる。ホント可哀想。
もし大人が逃げたらええんやでというときはきっとそんな時。でも大人が自分に逃げてもいいっていう時はごまかしてる時。
特に変化の少なかった人生送ってる人や、がっちがちに固められて育った人は逃げる事がダメな事だと思ってる事が多い。逃げたり負けたりした結果が辛かったんだろうけれど70億もいる人間のほとんどは逃げる人で逃げちゃいけないという人は少ない。
というのもやっぱり逃げないとどうにもならない事が世の中にはいくつもあって、本人の意思に関わらず逃げるしかなかったという人もたくさんいるもんだ。
逃げない事が美徳であるというのはまあ違いないけれど、それを曲げて必要な時に逃げられるというのもかっこいいと思わないかな。
負けなければ勝ち
逃げたといっても負けだと思うのはまだ早い。
逃げるというのは負けそうだってことでコテンパンにやられたとしても生きて逃げることができたならリベンジもできる。リベンジっていうとちょっとよく見えるけど漢字で復讐って書くとその瞬間に何か重たいものになるよね。
リベンジもできるし復活もできる。何事もなかったかのように生きることもできる。それはもう勝ちみたいなもので周りから見れば逃げた事が伝わることもそうそうない。
逃げた事が負けだと伝わってもその時リベンジするかまた逃げるだけだ。
逃げて逃げて逃げまくったらそのうちどこかで勝てる日もある。
ゴジラ?クッパ?
こういうのってどこかで見た事あるなと思ったらゴジラってすごい戻ってくるよね。
何回も街とか壊して去ってまた来る。たまに他の怪獣に負けてもまた来る。野生としては全然ダメな生き方してる気もするけどかっこよさもあるよね。
と思ったけど、よく考えてみたらゴジラじゃなくてクッパのことかも。いや、バイキンマン?
でもどっちも逃げるというよりきっちりやられてからまた来るタイプだな。
みんながみんな仮面ライダーだのプリキュアだのってかっこいいと人になる必要なんかない。というか成れないし大体そんなキャラじゃないし。
どこかで思っていても泥臭くていいし逃げまくって生き延びればいい。自分だけが最後に残るなんてことにもきっとならないので変なヒロイズムに酔わなくてもいい。
そっと逃げてまた来よう。
ちなみに私から借りたお金そのまま逃げてる人は戻ってきてほしい。