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素敵なはなし

素敵な話になればいい話、色恋と仕事

にきゅう 肉球 脳内の四方山

それでは少しコーヒーも冷めてしまったが、私が肉球島について研究を始めたことについて語っていこう。

研究を始めたのは10年前。私は25歳という事で四半世紀という言葉にハマっていた。その頃にどんなきっかけがあったのかと言えばそんな研究はないので分からないが四半世紀だから仕方ない。

その頃、私は勤めていたパソコンショップで不思議な人と出会った。客としてきた彼は韓国人で仕事の都合で韓国と日本を行き来してると言い、日本語も達者だったがいつも同じ韓国の国旗のワッペンをつけた上着を着ているが印象的な人だった。
ある雨の夜彼は仕事中の私にこう声をかけてきた。「財布をなくして帰れないから千五百円貸して。」雨に濡れているのにいつもの明るいノリと千五百円という金額にあまり気にもせず差し出した。
その後数年で私はその店を辞めてしまったがそれまで彼の姿は一度も見る事がなかった。
そうこれはただの千五百円を返してもらえなかった話で肉球島は関係ない。


ところで肉球島について説明しておく必要があるだろう。
私が肉球島と呼んでいるその島は最近では珍しくない人口が少なくなっている島であり、限界集落である。ちなみにどこの島の事だかは知らない。なにやら書いた端から否定するのでそろそろ飽きてこられたのではないだろうか。私も飽きてきた。なにより目的地がないまま書いているのでどうしようか悩んでいる。

私の悩みはよそにそんな肉球島に導入されている仮定のシステムの話に移ろう。そのシステムこそが通称肉球システムである。簡単にその内容を記していこう。まずは猫を島に繁殖させると人口比率で10倍はすぐに達成できるのがいいところだ。猫は現在ペットとしておよそ1000万匹が飼われている。家族としては別に、などと一般人には分別されてはいないので子供がたまたま猫だった人は内容全般ご容赦をいただきたい。話の途中だが肉球とキーボードで打つとどうしても「にきゅう」と誤入力している事が多いのでここからはにきゅうで押し通す事にする。猫の癒し効果はふかふか毛布の7倍、三段腹の15倍となっている。その効果の中でもにきゅうの占める効果はおよそ3割と言われているがにきゅう1つと比較されてることともふもふとにきゅにきゅの面積比を考えればこの効果は逆転する。

つまりこの島にある癒しはマシュマロ島と同等なのだ。
世界に存在しないマシュマロ島、その効果と同等ならそれはもう天国と言って差し支えないだろう。

この効果をもって 島の観光を増やすのか、もちろんそれもあるだろうが妄想ではそんな事は瑣末なことである。なんせこの癒しの効果は寿命をのばすというだけでなくあらゆる可能寿命を延ばすからだ。可能寿命という言葉があるのかどうかも知らないがなんとなくでいいだろう妄想なのだから。

私はこのにきゅう島をこんごの研究に全く加えないことをここに誓う。