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今だから帝王学を見直す。

帝王学を見直してみる

1500年も前に中国で作られた帝王学は「貞観政要」(じょうがんせいよう)として政治を治めるものとしての心構えなどが記されました。それは日本に来てから北条やその後の統一にも影響を与えたと言われます。

そしてこの貞観政要に書かれている事は個人の視点から見ても十分に活用できる内容になっています。今回はその内から幾つかをご紹介です。

新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)



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  • 「創業的体制」を「守成的体制」
  • 六正六邪


「創業的体制」を「守成的体制」

まずは創業的体制と守成的たいせいです。簡単に言えば創業者と二代目の役割は違うとか、産みの苦しみと守る苦しみの違いというところです。
創業は大変なもので名も上がりますし記憶にものころりやすいです。一方で一度体制が整うとその後の安定成長というのはトップの顔は見えにくく残りにくいものです。しかし守る体制では顔が見えない事こそが本望で安定の証拠です。自分の役割というものを見つめ直し全うするひつようがあります。

これは何も社長業に限らず、社会人になるまでとなってから、家庭を持つまでと持ってから親になってからなど自分に訪れる様々な変化にもいえます。

またこの体制の中では成すまでの記憶が強いのですがりがちであったり、守る事の邪魔になったりしがちですが、成した後には全てを忘れて守る事に力を注ぐ必要があります。


六正とは

きざしのないのに存亡の危機を防ぐのが「聖臣」
わだかまりなき心で主人の美点を伸ばし欠点を補うのは「良臣」
勤勉につとめるのが「忠臣」
事の成功・失敗を予測し禍を転じて福とする「智臣」
節度を守る「貞臣」
主人にへつらわず意見を述べる「直臣」


 六邪とは

公務に精励せず世俗に無批判に順応する「見臣」
主人に迎合ばかりしている「諛臣」
口が達者で一見温和だが、陰険に人事を操作する「姦臣」
自分の非をごまかすのに十分な知恵を持ち弁舌は巧みでもめごとを作る「讒臣」
権勢をほしいままにする「賊臣」
侫邪をもって主人にへつらい、主人の悪を作る「亡国の臣」


人には様々なサポートと試練があります。そのどちらにも人との関わりが大切になります。周りの
人に六正あれば事は成り、六邪あれば身を滅ぼす。

友人になってしまうと六邪であろうとかばってしまいがちですが関わり方を考えて、気難しい人であろうと六正であれば頭を下げ時間を作るようにしましょう。

帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)