別れる時にしてはいけない事
別れを切り出す時にしてはいけない事
終わり良ければすべて良し。簡単にそういうけれど結果オーライとはただの運で、人付き合いは自力でどうにかできるものです。
人との関係を作るのは難しく切るのは簡単だ何ていう人もいますが、片側だけ見ればそうでも全体を見ればそんなに簡単なものでもありません。別に相手の事を考えろ!何ていう事でもなく、リスク管理しないと怖いですよというお話。
彼女との上手な別れ方 (小学館文庫)作者: 岡本貴也
- ずっと好き
- 忘れられない
- 貶す(けなす)
- 最後の思い出つくり
- 連打
- 躊躇ない
ずっと好き
振られる側と、カッコつけたがりがよく言う台詞です。美しさを感じなくもないところですが、実際には無意識に帰ってきたらまたどうにかなりそうなところを作っておきたい!というだけの話です。
ところが、その予防線が正常に働く事はありません。少なくとも私は見た事がない。 ずっとという言葉を「できるだけけっこうそれなりに頑張って長く」という言葉の代わりで使うんですが、聞いた方は都合よく「永遠」と受け取る事がほとんどです。
本当に「ずっと」だと思って使う人もいますが、人の心はそこまで堅牢に作られていないのでサラッと忘れるしサラッと次の人を見つけます。そうすると困るのは永遠だと思った人が戻ってきてしまう事。また戻ってきて難癖つけられてしまう事。戻ってこなくても別の誰かといる事を見られる事。
どれも知らねーよって話で終わればいいんですが、もつれで刺されるのもそういう理由です。もうどうでもいいと思った人に刺されてしまうって怖いよりもむなしいですよね。
切れる関係は切れる状況を美しくするのではなく、切れ目を綺麗にしましょう。すぱっとね。
忘れられない
一つ目と同じパターンです。人は忘れます。どんなに頑張っても忘れます。
前の続きになりますが戻る場所を確保しても、戻ってきた人は大抵すぐに別の場所を探していて一息ついたらまた飛んでいきます。
忘れられないのではなく、「いざという時キープしておきたいから忘れないでね!」という思いが無意識にあります。なんだか言われる側の事ばかりな気がしますね。
切れ目は綺麗にね。
貶す(けなす)
捨ぜりふはテレビの中だけではありません。なぜか別れが近づくとこれまで言わなかった事をぶちまけようとしてしまう人がいます。言う側はさっぱりして別れられますが、言われた側に遺恨(いこん)を残す事もよくあります。
遺恨が残るということは揉め事の火種です。火種は、消えたと思っても小さい事がきっかけでまた火がついたりする危険なものです。注意をしてあげるなんていうの、はただの憂さ晴らしみたいなもので誰も得をしません。何年かあとにたまたま会った時には伝えてもいいですが、別れ際は静かにしておきましょう。
もやされたくないでしょう?
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最後の思い出つくり
ちょいちょい見かけるこのパターンもあります。振られる側が「最後にもう一回だけ!」みたいなやつです。どちらかが海外に住むなどの理由で別れるのではない限りこれもやめておきましょう。
それがきっかけで情に流されて元どおりという事もありえますし、美しく終われる気持ちもわかりますが、最後の思い出に浸ってストーキング開始という事があります。別れるだけなら辛いだけだったのに、美しくしたがために「なんだ実はこの現実から助けて欲しいんだな」という救出劇が生まれてしまうからです。
思い出は今あるもので十分。「思い出す事増やしたら辛いだけだよ」そのまま別れるのが一番
連打
自分に自信がないと、別れたほうがいいと思う事もあります。なんで自分なんだろうと思う事もあります。確かに学生なんかが付き合うふりをするゲームみたいな事もありますが、まれです。
どんなに自信がないからといって、そうしょっちゅう別れを切り出されたら相手が嫌気刺しても仕方ありません。自分を認めたければ自分が認める自分を作る事が必要です。だからと言ってパートナーの前でまで自分を作らなきゃいけないのかと言われたら辛くない範囲ではYesです。どこにいても自分を作らないなんて事はないので作る事を楽しみましょう。
躊躇ない
躊躇なく刃を振り下ろすのも状況を綺麗にしてるだけで切れ目はそんなに綺麗ではありません。サラッとしてるのはいい事でもありますが、切り方に関してはいい切り方でもありません。
もう無理だというのが早い人は無理でなくする事を初めから諦めていたり、人付き合いを軽く見ている事が多くあります。切ればいつも新しい関係があるなんていうものではありませんし、対応できないのは自分の力のなさかもしれません。
そんな事よりも、躊躇なく大ぶりで刃を振り下ろすと変な切り方をしてしまったり、勢い余って飛んで行ってしまう事もあります。
自分の周りで人が飛ぶのはいやでしょう?
基本は後で揉めない事。あと揉めは事件性が高まるのでできるだけ避けてリスク管理をしましょう。
そうは言ってもほとんどの人は自分が危ないとは思っていませんし、自分の相手が危なくなるなんて事は思っていません。この流れで刺される事があったらコイツがそのパターンだったかと思い出してください。