個人のイノベーション
イノベーションには大きい視点と細かなディティールを行き来することが必要である。
どこかの偉い人が言っていたそうです。ピンとこない人もいるだろうと思うのでこれについて考えながら、紙上でこれの可能と思われるマインドマップも良いんじゃないかと思ったはなしです。
カタカナわからん人へ
企業や経営の世界でよく使われている言葉の一つで、イノベーションとは革新のことです。特に今はスピード感という言葉の中でもイメージされていることが多いです。例えば最近の国内の大きな企業の弱体化には特に大きな意味合いを持っていたと思われるのがイノベーションで、石にかじりついてでも稼ぎを取ることが重要といわれる中で、岩を砕いてこれまでの事業を続けようとした結果です。
イノベーションの重要性は今はまだ声を出す人がいますが、そろそろいなくなります。それは流行りの問題で、特に日本は長いものに巻かれる正義がありますから余計に流行りの影響は大きく次の波には乗らなければいけないという心情が強いですね。
新しいものは若い者。新しいものは知識。新しいものは良いもの。そんな意識もあるのかもしれません。しかしイノベーション自体は変わらず必要とされ続けます。これまでの産業革命のようにこれからの自律機械化については特に意識を向ける必要があるでしょう。
成功した瞬間から失敗が始まっている。
それは安定は失敗の始まりとも言い換えられます。
個人にとってのイノベーションは自分の環境の変化に乗るだけではなく、自分の周囲に対しての働きかけであり、飛び越えることであります。
大きな視点
さてイノベーションに必要な大きな視点とはなんでしょうか。ここでは個人のことですから業界の動向とかいうものではありませんね。
例えば大きな視点とは「人間として」とか「大人として」というようなものです。
人間として、道徳、哲学、知識、良識を持ち地球という大きさで生き方を考えるとか。大人として道徳、てつがく、知識、良識を持ち生きるとか。周りに話す方がこういった視点は深まるものですが、ほとんどの方はこれを話すような場をお持ちではありません。しかし今最も熱い話題はここにあるので個人的にでも温めてみてはいかがでしょか。
※関連ービジョン、高い抽象度
細かなディティール
次は細かいディティールです。ディティールと言われてもよくわからない人は多いのではないでしょうか。私は時々プラモデルを作る機会があるので目にしていた言葉です。detailという英語で簡単に言うと情報だったり作り込みのことを表します。
個人にとってのディティールとは、どう過ごすかどう見せるかです。先ほどの説明でディティールとは情報と書きましたが、あれは自分が見られるときの情報です。スーツを着ているからビジネスマンだとか無精髭があってだらしないとかそういう部分です。
※関連ー決断、習慣
大きな視点と細かいディティールを往復する
では視点とディティールを往復するとはどういうことなのか、イノベーションと同じようにビジネス的な言葉を使えばマーケティング用語にPDCAサイクルがありますし、トライアンドエラーやいろんな言葉があります。
自分の哲学を持って、そこから自分の行動を起こす。行動の結果から哲学に戻り次の行動を見直す。
これが個人にとってのイノベーションへの道であり、大きな視点と細かいディティールを往復するということです。こうなるとやけに単純でありきたりな物言いになってきますが、それをマンネリ化させないように新しい言葉や流行りで補っているのが世の中のうまいところです。
こうみるとイノベーション、革新はないように見えますが結局のところ革新は日々の改善によって生まれるということです。突然変異的に生まれるものは誰かの日々の改善によって生まれるもので、あなたの日々の改善が誰かにとってイノベーションである。
ビジョンとディティールを往復するツール
大きい視点と細かいディティールを見つめようと思っても中々上手くいきません。そこで私が利用しているのがマインドマップです。現在では多くの派生があり、アプリやソフトも充実していますが個人的にはデジタル版ではないものを使っていただきたいと思います。
- 作者: トニー・ブザン,バリー・ブザン,神田昌典
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/11/03
- メディア: 単行本
- 購入: 34人 クリック: 437回
- この商品を含むブログ (314件) を見る