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愛と仕事と金

大人の関係


大人の関係はズレる

大人の関係ってなんですかという話をよくされるんですが実はっけこう幅広くて一言で言うのは難しいですよね。その言葉に含まれる関係の種類を考えてみます。

大人の「男と女」のつきあい方


  • 大人同士の関係
  • 不可侵な関係
  • 尊重の関係
  • 理解の関係
  • 都合の良い関係
  • 肉体のみの関係
  • 契約的な関係
  • 結婚関係
  • 諦めの関係

大人同士の関係

一番大きい枠でいうとこうなりますよね。もうなんの言い訳もできないくらい誤魔化しです。何も説明になりません。
あえて言えば子供の関係は愛情の押し付けである事が多いのでそうではないという事でしょうか。


不可侵な関係

押し付けをやめた関係は不可侵の条件付けを行います。余計な事は言わない余計な事はしない余計な関係にならない。
明示する事は稀でお互いが勝手に認識するだけの事がほとんどです。時々どちらかがその領域に興味を持つと牽制が始まり終わりが始まる事もあります。その踏み込みがさらにその後の不可侵を強くする事も抑圧として不満になる事もあります。

尊重の関係
不可侵の中には尊重も含まれます。相手の自由を奪わない意思を尊重するために余計な事をしない場合です。
それでもやはりそこに尊重の主張であったり言葉が表出する事はあまりないようです。

理解の関係

長く過ごした夫婦というのは不可侵であり尊重されている事が多くなってきます。深い理解によって相手に対する尊重を無意識でも行うようになります。
一方で理解するつもりもない関係も夫婦にはあります。積もった不満だけを数え始めると辛くなり辛くなるのを避けるために関わらないという不可侵を始めます。それを理解と表現する事もあります。

都合の良い関係

自分にとって都合の良い人間は理解を示す人間です。何も言わなくても余計な事を言わなくても思いやってくれる人間です。その人間は優しさであったり弱さでそうなっていきますが利用する側は何か起きるまではそのまま利用する事が多いです。
またその都合の良さを理解していない事も良くあります。その人はそうやってしてくれる人間だというだけで、してくれと言ってないんだから自由意志だと本気で思っている人もよくいます。

肉体のみの関係

都合の良さが肉体関係にのみ現れる事があります。
他のさまざまな時間を過ごす事は少なくわずかな時間で性交渉だけを繋がりにしています。性交渉はいろんな関係の中で行われますが、生活時間の中で触れ合いが少なくなっているパートナーの代わりやパートナーを求めない人がこの関係性にとどまる事もあります。

契約的な関係

そういった関係性は条件の取り決めをした契約的な関係に見える事もあります。
関係性に条件を明示する事が少なく、緩い縛りの中でその契約をお互いが勝手に条件付けています。
その条件に外れた途端、破綻したり暴走する事もあります。条件を明示しても人の心は変わるもので全てを長期で縛るということは難しくもあります。

結婚関係

わかりやすい契約の関係です。
法的な契約については全てクリアできる唯一の関係ですが、契約書を書くまでがゴールになっているとその後の生活にすぐについていけなくなりがちです。
法的ではない生活上の条件や予想図を理解し合う必要があります。

諦めの関係

大人の関係は押し付ける愛から条件を満たす人間を求める事になりがちです。押し付けが通じなかった結果、若いうちに自分は思いやったのに良い関係が作れなかったと諦めてしまっています。
たいていの人は傷つきたくないのでしかたのない状態とも言えます。

大人の関係

一番良い大人の関係を作るとすれば思いやりの関係と言えるかもしれません。
それぞれの条件を提示しても変化を許せる関係。お互いの求める事に答える事で笑いあえる関係。
関係は一人では作れませんから平和に楽しく過ごそうと思えば利己的に考えてもそれが一番に見えてくるのではないでしょうか。