何かに成るよりそう在るとか 自己啓発でよくある失敗の話

不成在

人が何かになろうと決めた時にそうなる為には３つ手段があります。

１つはやり続けた何かが辿り着くこと、何よりもほとんどの人がそうで何も考えなくても自分という人間は過去と未来への意識だけで十分自分になるということです。

２つ目はなるものを決めてそこへ向かうこと、所謂夢へ向かってレッツゴーする事で道々修正したりできます。目的があるから頑張れるんだみたいな雰囲気のことです。

３つ目はそうあること。一番分かりにくい表現ですが一番多く自己啓発で用いられているものです。

在ること

さてやはりこの３つ目についてもう少し詳しく説明することでこのキャラ作りにもそれ以外の生き方にも役立つだろうとかんがえています。

「在る」こと「ある」こと漢字で書いたほうがカッコいいので漢字にします。先ほどの続きで自己啓発ではまず自分がそうであるならばどうするのかという行動指針の決め方が多用されます。

自分がなる為にどうするのかよりもそうだったらどうするのか、そう考えるほうが成長も達成も早いというんですね。

これは立場が人を作る、状況が人を作ることから得た教訓の１つではないかと思います。今まで大した仕事をしてこなかった人に思い切って重要な案件を任せてみたら大成した、部下を持ってみて初めて指示する難しさを知ったり話を聞き方を知るそんなことです。

これを逆手にとってならば既に１つ上の立場でものを考え続けると成果は常に大きく早く得られるだろうと。

失敗

しかしこの「在る」ことで失敗する人が多かったのか最近ではこの方法は下火になっています。その失敗の例を見てみましょう。

１つ上の立場になって考えてみたら態度が大きいだけで自分で仕事をせずに他人に押し付けるようになった。

ただのバカです。

いや失礼、しかしこれはよくあることでいい上司を見たことがない想像がつかなかった結果こうなってしまうわけです。当然そんな風になっていい結果がもたらされるわけがないんですが、いい上司のなり方なんて情報はたくさんあるんですが習いませんし自分から積極的に情報を取りに行く習いに行く人が少ないからこういうことになります。

多くの今既に上司である人もよくわからない人はこういう状態ですのであまり責めずに自分が上司になった時の反面教師のように見ておきましょう。そしてそういう上司をうまく使える部下が一番楽ちんな立場でもあります。

またお金がない、しかしお金があればどうするのかと考えると少しずれます、お金持ちであるなら今お金がなかったとしてどうするのかが正しい考え方です。これは多くの自己啓発失敗者が陥るやつです。

お金があるフリをしても何にもなりません。今無い事実を踏まえた上で稼げる人であるかお金が寄ってくる体質だが今はないからどうするかという思考の持って行き方が必要です。

自己啓発やら立身出世の情報では既に成した人しかも活動的積極的な人が多いものですから今困っている人には一言足りないことが多いんですね。書いてる人が悪い人なわけではないので怒らないでくださいね。

ただ「在る」ことは実は思考の方法に難しさがあるんですね。

実行

ではどうすればいいのか。それがとにかく既存のキャラを持ってくることです。自己啓発的に言えば真似ることですね。

真似るというのは行動思考を半自動化することができますし先程のような失敗が減ります。残念ながら無くなりませんけどね人間だもの。

そしてそのためにやる事はキャラをはっきりさせるために書くこと。リストアップやメモをどんどんして自分が誰なのかどんな人間なのかを形作っておくことです。

状況や環境が変わっても「在る」自分ならどうするのかがわかりやすくなります。それはゲームでもあります。ズレを楽しむ、間違いや失敗を減らしつつ正しそうなルートを選んでいくゲームです。

人生という自由度マックスなゲームは壮大すぎてやってられないと思いますが、一部を切り取ってゲームだと思うことはよくありますよね。自分が何かになることも何であるかもゲームにしてみましょう。

ゲームはFF的かもしれないしヘイデイ的かもしれません。ポケモンだったりツムツムかもしれませんが、ゲームには詳しくないのでこの辺は自分流に流してください。

キャラ作り

• 人物を書き出す
  
• 惚れている要素をメモ
  
• 出た回数順と特に必要な要素を見つける
  
• サブ要素も捨てない
  
• 成ったり在ったりする