感情は捨てずに活用するもの
感情と仲良くなる
感情というのはそれぞれが何かに応じた昂ぶりです。思っている事と違う事が起きれば怒ったり悲しんだり驚いたりしますね。抑えようと思っても上手くいきませんし、そのせいで仲違いしたままになる人がいたり仕事がダメになったりする事もままあります。
という事で感情は昂ぶるのは仕方ないとして、その後の考え方や対処で感情と仲良くやっていこうというのが今回の趣旨の予定です。
怒りの活用
まずは怒りの活用について見ていきましょう。怒りは自分のものでも誰かのものでも影響が大きいですね。そのせいで集中ができなくなって失敗なんて事もありますし恋愛や結婚が終わる時にも怒りの影響は大きいです。
その怒りそのものの正体を考えてみると、一般的には期待の裏返しと言われていてポジティブな言葉がありますね。確かに期待がなければ怒る事はないようにも思います。少しひねて考えると、「思い通り」という期待であって能力や潜在能力に対する期待ではないようにも感じられます。
この辺りは私にすると「人はみんな自分勝手にしか考えられない」ので悩んで仕方ないでしょう。
ただ期待は期待で、もしこの期待感を意識する事ができればこの怒りはポジティブなものにもなりそうですね。
例えば怒りというエネルギーが大きいのはヒステリックな人や周りの怒りを観察してみればわかりますね。特に大きいのは自分へではなく周りへの影響力。
ガツガツやっていいような作業であれば怒りに任せているだけでかなり効率は出せます。先程書いたように、注意が必要な事は集中に欠けやすい怒りは使いにくいので向きません。勉強などの記憶作業や、繊細な作業は避けた方がよさそうです。
またその力を使って見返すというのは常套手段であり、自分を変えるためのエネルギーとしても有効なようですね。自分の変化はかなり力が必要ですからこれも納得ですね。
緊張の活用
次は緊張の活用を考えます。厳密には感情かと言われると違う気もしますが気にせずいきましょう。緊張は体や思考を停止させてパフォーマンスを落としてしまいます。酷いと吐いてしまったり体調を崩すなど、短期にも長期にも影響を及ぼしますね。仕事などでは周りに迷惑という事もありますが、その作用自体は自分だけへのものですね。
緊張の正体は目の前の物事に対する誠実さや集中です。どうでもいいと思っている事には緊張しませんが、本番が近づいたりその事を過度に気にしていると緊張が生まれます。自分が棒を持ってあちこちつついてる時は気になりませんが、ある事に集中して棒を思い切り突き出すとその反動も大きいですよね。
緊張に対して周りはあまり悪い印象を持ちませんが、本人は緊張しだすと何をしても反動が大きくなって苦しいし視界も狭くなってきます。しかしここまでの流れを見るに適度な緊張は集中力でもあります。目の前のものに適度に緊張を保つ事ができれば、周りにある雑音も何も気にせず取り組む事ができる自然のノイズキャンセルですね。またこの緊張というのは物に限らず作用します。例えばサッカーなどのスポーツでは目の前の何かではなく自分の成果や能力に集中します。ボールに集中して周りの人が見えなくなってもうまく動けませんものね。これは他のスポーツなどでも同じですね。
このように一つの事に集中する事ができる緊張は、適した物を対象にする事で自分の能力を最大に発揮するきっかけになります。ある緊張のせいでパフォーマンスが落ちている時はべつの何かに移せるといきなりいい能力を発揮するかもしれませんね。
悲しみの活用
次は悲しみの活用です。悲しみはかなりネガティブなイメージで、深く落ちると何も手につかないどころか生きる気力をなくすこともあります。負に向かうエネルギーがかなり大きいですね。実際に悲しみを強く感じている人を観察してみると、下向きであったり小さくなっていたり内側へと向いているように見えますね。できるなら体が中心へ向かって吸い込まれてしまうんじゃないかと思います。
この悲しみという物はきっかけが喪失感、失敗、失恋などとにかく読んで字のごとくなにか失っているようですね。体の中心へ向かうエネルギーということもありますし自分の穴を埋めようとするエネルギーでしょうか。外に対して起きる影響はその穴を埋めるための欲求、要求です。
怒りのような昂ぶりである感情は外へ外へというものですが、悲しみは内へ内へと向かうもののようですね。自分へ吸収しようとするエネルギーは補給でありリセットです。排出していたエネルギを別のところから吸収するんですね。そういえば悲しみの深い状態の人は食べることを拒否しますが、食べることで落ち着くこともよくあります。悲しみの状態をしばらく続けることで精神的に何かを吸収しつつ、食べることで悲しみ自体をリセットするエネルギーを得るということでしょうか。
ある悲しみから解放された人はこれまでよりも溌剌としていたり活動的であったりします。このことからも悲しみのリセット機能が見られますね。悲しみが深すぎて生きる気力を失うというのは問題がありますが、日常的に精神的に肉体的に不足感がある場合は悲しいエピソードの映画やドラマで擬似的に悲しみを得てリセットすることも可能なのは既に多くの方が利用していますね。
長くなったので終わります!最近一つが長くなってません?時間は変わってないのでいいんですけどね。長いと読むのが面倒になるんですよね。
楽しさの活用
恋の活用
なんかもどこかで書いていきますね。