smile seeds

愛と仕事と金

人は主導権を渡したがっている。

「人のほとんどはフォロワである」らしいです。
フォロワというとツイッターなんかが思い浮かびますね。フォローして自分を見てくれる人?ここでいうフォロワは大雑把には従う人という意味です。
一般的に人はいろんなルールを決められて生きる事に慣れています。自分で選択をしなくて良い事や決断をしなくて良い事が楽なんですね。

それは恋愛だろうが仕事だろうが変わりません。あなたは確実にフォロワです。決められたものに従い生きています。これは反論もたくさんいただく内容ですがほとんどの方が最後には納得いただける話です。

法律に従い、学校や職場のルールに従い、社会に従い、まわりの空気に従っている。それはほとんどどころか全ての人であって前提がおかしいと思われるかもしれませんが、そこからがスタートなんです。自分のスタート地点がわからないとお釈迦様の手のひらから出られなかった孫悟空のようなものです。

仕事では自主性を持って仕事に取り組んでいます!そうでしょうか。改善の要求を出しましたか、社内で言えない愚痴や文句を外にたれ流していませんか。

恋愛でなんでも良いよ、何がしたい?と言いながら自分の決定を避けてませんか。質問されたから答えることも質問される事をまっていませんか。

それを責めるわけでも批難するわけでもありません。人はそれを求めるものですから。しかしそれは相手も同じもので、もしあなたがそれを知って意識する事があれば色んな場面で主導権を取る事ができるんですね。

ちょっと全てをお伝えするのは状況や心境によるので難しいのですが、これは自分の気持ちを攻撃性を持たせずに伝えるアサーションや、相手の小さな反応を読み取るメンタリズムでも学ぶ事ができる技術です。

一つ注意しておきたいのは攻撃性を持たせてはいけないといういこと。主導権を握る際に手っ取り早いのが強い口調や強引な行動です。しかしこれは一度二度と上手くいっても相手の中で自分の価値は下がる事になるので、時間が経つほど自分の立つ場所がなくなってしまいます。

強引な手法は緊急時、最終手段として基本は封手である事を肝に銘じておきましょう。

改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)

コールド・リーディング―人の心を一瞬でつかむ技術

相手を自在に操る ブラック心理術 (日文新書)