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愛と仕事と金

揉めずに自己主張できることは素晴らしい

怒らずに揉めずに自己主張できることは素晴らしい。


なかなか出来ないことで、何故か自己主張すると怒ったり怒られたり揉め事になることは多いです。これは日本の特徴と言われていますが案外外国でもあります。

ただ海外だと揉めてもそのことで揉めただけでそれ以外の時は仲良く過ごせる人も多いように感じました。日本だと男性は女性よりこの傾向があるように言われていますね。

そんな風に揉めずに自己主張できること、揉めてもその案件についてだけの揉め事であればいいですね。

私の知る範囲では女性はひとつの問題がすべての問題になりやすいようにも感じます。仕事で見た日本社会がそうなっているんだろうと予想もできますが、出来ることなら社会の流れでは無く個人の能力で乗り越えて欲しいと思います。

主張の方法

アサーションというものがあるんですが、英語ではassertionで主張することそのものなのですが、日本での『主張』は押し通すイメージが強いのでアサーションとそのまま使うことが通例になっています。ではこのアサーションと主張の違いは何なのかというと、先ほども触れた『押し通す』かどうかです。アサーションそのものの研究や勉強会なども活発ですが、その中で行われるアサーションは嫌な事や無理なことは伝えるが、相手の意見に反発するものではないということです。

矛盾しているように見えますがビジネスではこういったものは重要で、お互いが融通し合う日本の取引とは異なり、最近のビジネスでは契約すればその書面通りの中身にしかなりません。むしろその書面に書かれていなければなるべく自分の利益を増やそうと躍起になることも多いです。そういった背景もあり自分のテリトリーは最初に言葉にしておく、アサーションしておくことが重要になっています。

お互いに利益を得ようとするのはどの人間関係でもある事なので、アサーションを意識する事でお互いの利益を守りつつ腹の中を探るような事も無くクリーンな関係も作れます。

ある研究では小学生にアサーションを教えて経過を見たところ最終アンケートでは『気づかなかった相手の嫌がる部分を知ることができた』『相手を思いやることができるようになった』『色んな人と仲良くなることができた』という内容の答えが出ました。(資料を保持していないのですがアサーションの論文で探すと見つけられると思います。)

アサーションが効く関係

私はアサーションは家族や恋愛でもっと効力を発揮すると考えます。それは遠慮をせず要望をするように見える関係でありながら、お互いが自分に対して察してくれることを最も要求する関係だからです。察して欲しいと言うのは関係を壊すのには強すぎる要素です。そこから不満が増えたり喧嘩になることは数え切れません。家族や近い友人、恋人や夫婦は近く助けたいと思いあう関係であるものの、思考を読み取る能力が身につくわけではありません。

お互いが求める物を誤解なく伝える方法。アサーションや自己表現の方法について考えてみてはいかがでしょう。

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