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愛と仕事と金

分かっていても本を読む理由

本を読むことは他人の人生を吸収することである。

当たり前だと思う内容でも本を読む理由

本を読む理由―たとえばある人間の悩みと成長

本は誰かのノート

 人は常に思考してるわけではありません。どうでもいいニュースを眺めていたりどうでもいいゲームんい集中していたりほとんどの時間はどうでもいいことに使われています。

 そのどうでもいい時間の中に読書を入れると色々捗るのですが、その理由の一つは本は誰かが書いたノートだということ。

 普段思考したりしたことはメモに残す人はあまり多くありません。しかしそうしている人がいてそれをどんどん書いてどんどんまとめていっくと本になります。つまり思考の塊が本であると言い換えられるかもしれません。だとすると、他人の思考を覗くことができる本というのは物凄くエr、、興味深いものであると思いませんか。初めは自分の興味のある分野に限られるでしょう。

 仕事の関係だったり趣味の本だったり。雑誌やマンガかもしれません。それもまた思考の塊です。1人の思考を数人から数十人のキャラに分けていく小説やマンガというのは物凄いことです。もちろん制作に様々な人の意見は反映されるでしょうが。

 ある程度活字に慣れると少し離れた分野の本も読んでみてください。適当に本屋を歩き回って適当に手にとって読んでみる。全く違う業界の人の思考の塊は全く違う成り立ちをしていることがわかります。幾つかの業界を渡り読んでみると発見がどんどんでてきます。興味も欲も活力もわいてきます。

 人のノートを覗くというのはなんとも面白いものです。

得るのは一文でいい

 自分の知っている業界の本を読むとハイハイと思うことが多いかも知れません。それでも読んでください。一冊の内に一文くらいははっとすることがあります。それで十分なんです。

 はっとするような事実や思いも拠らないことはほとんどありません。しかしあ、そういえばという思い出すことは結構あります。そこから思考が進んだり新しいことに繋がったり、まさに少年探偵に都合よく起きる問題解決のいとぐちってやつが本の中にはあります。

 また本は新しいことを知るためにだけあるわけではありません。それはどうなんだとか何故そうなんだろう、これを書いた人はどうしてそういう発想になったんだろうという疑問を持つことで1人で議論ができるんです!ぼっちでも!  いやこれはすばらしい。最近の人は議論すら中々成り立たないときいたので是非1人議論をしてほしいところです。

 しかもこの1人議論は会話とは違って思考に時間をかけられるので普段の議論とは進行が違います。それもまた新しい思考に辿り着くいいヒントになります。

 天才生成機

 本は天才生成機です。マンガはスポーツ少年達を奮い立たせます。小説は少女の想像を駆り立てます。段段と難しい本に差し掛かるとそこに釣り合う思考を持ち始めます。

 難しい本ばかりが重要とは思いません。しかしデータ的なものはありませんが、難しい本が頭の良い人に読まれているのは確かです。柔らかさと強さを併せ持つためにどちらの本も読んで様々な思考を手に入れていけばいいはずです。

 それこそ年齢も関係なく本は全年齢になれるアイテムです。読んだ瞬間から天才になりしかもすぐにその力を発揮するでしょう。

人生を狂わす名著50