smile seeds

愛と仕事と金

遠くでみると美しく、近くでみると汚い

それは人。

対岸の火事にはあれこれと厳しく、自分のことになると甘いのは今も昔も西も東も変わるものではありませんね。

かく言う私も自分可愛さに動く姿が汚く見えることでしょう。

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大きく語ると美しい

 富士山や多くの山は遠くでみると美しく、登ってみると険しくゴミでいっぱいだったりします。富士山のゴミは時々話題にも登りますね。日本人と言えば勤勉で正確で温厚でと言われますが、実際には危険で不潔で怠慢な人も大勢います。

 正義についてなんかになると人類という括りになったりするので更に遠くからみることになります。人はかくも美しいものかと語ってみたり、悪人がいればなぜか他人事になってみたり。都合の良い部分で拾いたくなるのが人というものでそれは例外なく全ての人のことです。

 なのでこれもまた上からこうしろと語っているわけではなく、人はそういうものだから周りに寛容に自分に厳しくあろうと思っていると言う話です。

汚れているからこそ

 近くでみると汚いのはどれも同じです。しかしそれは見てはいけないことではありません。自然な姿の中で見え方が違う距離や方向があると言うだけの話です。シモネタだとかお金の話も同じです。

 全てひっくるめて人です。汚れは努力の結果かもしれません。戦った傷は勲章かもしれません。人の良し悪しは法律でも常識でも語りきれるところではないものです。

それでも美しくあろう

 人はそれぞれです。しかしだからと言って全てを捨てて生きるということでもありません。世捨て人と言う言い方をすれば格好も付くのかもしれませんが、無関心を気取って自分に責任がないと言いたいだけにも見えます。それぞれの美しさや汚れを語ればぶつかることもありますが、それが次の結晶を生み強くしていきます。

 印象的な言葉ばかりで具体的な物が見えないかもしれませんが、捨てて語らざるは生ならざるなりとも言われる程。自分の正しさを押し付けることは悪かもしれませんが、正しさを語りぶつかり合うことは必要な刺激であるということかもしれません。

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