素敵なはなし

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順調に行くということ

物事は進む。

成長すると言うのはただただ大きくなり続けることではいというお話。

失敗学のすすめ (講談社文庫)

順調とは

 物事はなんでも放っておけば進みます。それは時間が進むからと言う話ではなくて、世の中には自分以外の人間がいるからと言ったほうが正しい気がします。

 つまり全ての事象には自分以外の要素が多分に含まれていて、その分自分から見た景色は揺らぐということです。

 順調というのはその揺らぎの中にあるわけで、自分は何もしていないとしてもあっちこっちにふわふわと漂いながら進む様子を順調と認識しなければいけません。それは投げたボールがただ落ちていくだけではなく、風に煽られ、壁に当たり、鳥に咥えられて行く姿も想像しているかどうかです。

時間は進む

 私たちは修行僧ではありません。世界を救う地球育ちのサイヤ人でもありません。ただただ何か一つに時間を費やすことはできず、劇的な力もなく、日々を過ごします。そんな私たちには共通した時間という要素があります。

 時間は止まることも戻ることもなく、ただ淡々と進みます。テレビを見ていてもゲームをしていても本を読んでいても同じように。

 時間は順調ですね。成長も失敗もしませんが。

成長曲線

 成長曲線というものを見たことがあるでしょうか。一般的に出てくるものと言えば序盤ジワジワで途中から一気に爆発的に上がって次第に限界を迎えるみたいなやつです。

 これも正しい成長ですが、もう一つ成長曲線について覚えておいてほしい線があります。その曲線は初めの成長曲線が成長を縦軸にしているのに対して、縦軸に達成度のようなものを当てているのが特徴です。

 そうすると線はどうなるのか。簡単に言うと波打ちながら上がっていきます。物事を達成するには失敗や躓きがありながらそれを乗り越えて到達するということです。

 この曲線を心に留めておくことは今後自分の成長を順調だと思うのに大いに役立つでしょう。

失敗を想像する

 失敗は必ずあります。全ての人は躓きます。しかしそこからどうするかが成長に、達成に、成功に大きく関わっています。失敗や躓きを向いていない、思っていたのとは違うと辞めてしまうのも一つのメンタルバランスを保つ手かもしれませんが、一つのことを極める、手にれることや特技、特徴、長所、専門を持つにはその失敗を超えていく必要があります。

 失敗を想像するというのは2種類あります。  一つは具体的な対策、もう一つっはそれ以上の障壁と衝撃の失敗です。

 立ち直れない失敗は人生においてはあり得ないと言えますが、個人の感覚としては立ち直れないことだらけともいえます。周りから見ている以上に本人の受ける衝撃というのは大きいので仕方のないことです。

 しかしそれでもその衝撃から立ち直るためにはその時の対応とその前の準備が必要です。それこそが一つ目の具体的な失敗の想像と二つ目のそれ以上の失敗の想像ということになります。

 多くの人は自分の想定していない失敗に周りから見ている以上の衝撃を受けてしまいます。かといって具体的に何でもかんでも想像できるかと言うと個人の経験や思考によるので全てカバーするなんてことは到底できません。  そんな時に少しでも衝撃をやわらげ回復への気力を作るのが衝撃を想像しておくことです。何が起きるかはわかりません。私は目の前で事故が起きたらちゃんと対応できる自信なんて微塵もありません。それでもその衝撃を想像しておくことでその場で無関心を選ぶこと無く対応できるようにしておきたいのです。

順調に行くために

 対策には知識が必要です。感覚ではその時対応できても次はできなくなってしまいます。世の中を見てみると自分の経験だけで対応する人が多くいます。もちろんそれが役に立つ場合もありますが、ほとんどの経験は古くなると役に立たなくなります。

 情報や知識も古くなって常識や科学からも外れることがよくあります。かといって全ての情報を得て、全ての知識を得ることもできません。せめて自分の専門の中では過去の栄光に頼ること無く先端に立ち続ける知識と情報を持ち、失敗を想像して順調にいきましょう。

この一言が人生を変えるイチロー思考―――夢をかなえる一番の方法 (知的生きかた文庫)