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愛と仕事と金

森友学園から考える人との関係 週雑

そこそこ騒いだら誰かが辞めて終わるのかと思っていた森友学園の土地売買への政治家の関与問題。

森友学園の宗教臭というか極右臭が強すぎて話題があちこちへ飛んでしまって収拾がつかなくなってますね。国会を見てみても話題があちこちへ行ってるので追及も回答もわっちゃくちゃ。関係している人がどんどん増えてある意味で籠池さんのバイタリティがすげえと感心する私です。

さて問題自体は国会やら報道に任せて、私はこの問題から人間関係について考えてみます。相変わらず検索ワードも調べずに書き始めてブロガーとしての怠慢がひどい。

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籠池さんの力

まず注目すべきは塚本幼稚園や四月開校を目指す小学校の筆頭である籠池さん。そろそろニュースやワイドショー通の皆さんは顔も名前も覚えてしまったでしょうか。

良し悪しでは無く、彼は力を持っている人であると言わざるをえないのは誰でもわかることです。その力は人と繋がる力。周りからは疎まれやすいですが人と繋がる事に労を惜しまず明るいキャラを表に持っています。

特に自分に得だと思う人物にはとことん突っ込む粘り強さや何度も挑む姿勢を持っているので営業としては欲しいタイプです。一つだけ難があったのは危機管理能力です。様々な認識が昭和なんじゃないかと思われます。そのため言ってはいけない言葉や、周りの反応に対する受け答えがかなり雑ですね。

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人と繋がる力

営業に欲しい能力ではありますが、あらゆる職種で人と繋がる力は効力を発揮します。クリエイターでも買う人評価する人がいなければいけませんし、そういう人を連れてくる人と繋がらなければいけません。

人間はわかりやすいもので、近づいてきてくれる人の方が好きです。自分から関わる事は最小限にしようとします。そして近づいてくる人の中でも明るい人の方が好きで、暗い人は面倒だと感じやすいですね。

今回の籠池事変はそういう彼のキャラから生まれたわけです。

籠池事変

この籠池事変はバイタリティによっておきました。野党が上手くやれれば政権も動くきっかけになるでしょう、民進が中心だとむずかしそうですけれど。

流れとしては、まず多くの著名人とのアポイント。誰か一人でも行ければさわりのいい事で印象を作って紹介を作る。作れなくても話したという事実だけで十分次のアポが取りやすくなります。

そうやってあちこちとの顔を繋げたらつぎは陳情です。陳情の前に支援という金銭供与も幾らかはしたでしょう。鴻池事務所の寄付みたいな事ですね。

何度もお願いをしに行っているとその内折れて多少のお願いは通るものです。また通らなかったとしても面倒であれば次に回して楽になりたいという事もあったでしょう。そして輪が広がっていき口で言える事は大きくなり暗黙の影響力があちこちで働き始めます。 直接言われたわけじゃないけどあの人が関わっているなら、あの人から来たのならと口にしない配慮などが起きたわけです。

仕事を取りたいときはこういう流れは良いものですが、受ける側としてはいけない流れです。下手をすると仕事が流れた時の責任もあやふやですし、流れやすいふわふわしたものになります。

無言の総意や無言の配慮は怖いですね。