仕事なんか勝手にやめていいけれど
仕事は自分のものです。何時だって辞めればいいんです。
清水富美加さんが出家するということで世間は大騒ぎですね。好きだったので見れなくなると少し寂しい気もしますが、辞めたくなったならそれは仕方ないですね。
今回これほどまで話題が膨らんだ理由をまとめてみましょう。ポイントは3つ。
- 出家先が幸福の科学
- 事務所がブラック
- 仕事が残ってる
- その他
新興宗教
そもそも新興宗教は話題になりやすいです。日本では誰がどの宗教の信者なのかというのは重い話です。その為普段はタブー視され誰も話題にしませんが、一度名前が出ると大きく取り上げられがちです。もうかなり前ですが芸能人の統一教会の話題もありましたね。
多くの人は、誰がどの宗教でも構わないと答えるのに、いざ何処かに熱心だというとその話は出さないほうがいいよと言われる不思議な場所です。まあ何処にも過激な人がいるものですから、争いを避けるにはやはり言わないほうがいいのでしょうけれど。
その中でも幸福の科学は、宗教とは言いつつも芸能事務所があったり政治団体があったり総裁の出している本がはっちゃけ過ぎていたりするので仕方のないことかもしれません。 とはいえこれが真言宗に出家だったら報道はもう少しおとなしくなったであろうと誰でも想像できますね。
ブラック事務所
更に話題を呼んだのは清水富美加さんが事務所を辞めた理由です。給与が安すぎるとか、やりたくない仕事をやらされたとか書かれたことが、ブラック企業に厳しい昨今の人たちの興味をひきました。
これに関しては清水さんの問題と事務所側の問題があります。まず給与などに関しては一番低い時の数字だけが取り上げられていて、現在は十分にもらっていたであろうということがわかっています。そして同じ事務所のユージさんがコメントされているように、清水さんがちゃんと相談していれば解決できたこともあったであろうということ。 逆に事務所側としては女性タレントを売る為にできることが安直な水着などのグラビアに走りがちだったのではないか、仕事全般に関して清水さんの気持ちの整理をつける努力をしていたのか。タレントとはいえ仕事が増えること全てを喜んで受け入れなければいけないということはありません。
仕事が残っている
清水富美加さんの完全な落ち度と言える部分ですが、人気のあるタレントさんなので抱えている仕事が幾つかありました。しかもこれから公開される映画などもあった為損害賠償が10億などとも言われています。 ただし10億という数字は言い過ぎで、ベッキーさんと違って不祥事で辞めざるをえない状況ではなかったのでそのまま使ってもいい素材も多くあるでしょう。 逆にこれから収録だったものに関しては、急なことだったようですから厳しく請求されるべきです。
仕事はいつでも自分の辞めたいときに辞めればいいと思っています。しかしそれは引き継ぎなどを前提とした話であって、全てを蹴り飛ばしていいわけではありません。それは周りへの影響という意味もありますが、自分の信頼を失うと今後やりにくいという自分の為でもあります。 そういう意味でやはり途中で抜けてしまったらしい清水富美加かんの一番の失敗はここにあるでしょう。幸福の科学がイメージを上げたければ、この辺りの処理も手伝うべきだっただろうと思いますが、今回の報道である程度の宣伝効果があったことですでに元は取れているようなものですから構わないのかもしれません。
その他
蛇足ですが、陰謀論を唱える人ももちろんいます。陰謀論者がいなくなることはありません。今回の場合は直前の芸能の報道がお笑い芸人の裏賭博だったんですが、清水富美加さんの報道でかなり露出が減りました。裏賭博のコメンテーターが何故かパチンコという言葉を一度も出さなかったこともあります。これ以上の話題が広がればパチンコに矛先が向かうと思ったスポンサーからの圧力だという話にもなりそうですね。
最後に
どの仕事をするのかは自由です。かといって会社に入ってやるべき仕事を断るのはありえません。どんな仕事にも幅があって実務から雑務、広報、財務など色々です。クリエイターがやりたくても作るだけではお金にはなりません。運動神経が良くても見てもらわなければ拾われません。
したいことをする為にしなくてはいけない他の事から逃げてはいけません。