「自分なり」に逃げてない?
最初に言い訳で申し訳ないけれど、死ぬほど頑張るのはやめないといけない。
それだけはだめ。すごいとは思うけれど。
人間にはストッパーが付いてる。急な下り坂を全力で走り抜けようと思ってもカリオストロの城のルパンのように前傾姿勢で走り抜けるなんてそうそうできない。体を後ろに反らして足を先に出し、突っ張るようにブレーキをかけながら降りることになる。
そのブレーキを突破するには、なんにしてもプロになること。
それは少しずつ体を適応させて一番いいものができるようにしていくこと。
違う言い方をするとこれまでの限界を超えて新しい限界点を作ること。
限界を超えるというのは楽しいものでもあって、子供の頃は毎日のようにあるので楽しいと感じる。
それが大人になると限界を超えなくなってきて生活そのものがマンネリになったりするので楽しくないとか、無関心とか無表情な生き方になっていく。
自分は違う!と言われても大抵の人は自分より下の人を見つけることで自分の限界を少し上にあるように感じているだけのことだったりする。
大人になってから自分で限界を超えるというのはそれくらい難しいことなんだ。
坂を下るのもやる前に笑ってごまかしたり、子供っぽいと言ってみたり、年だからとか言ってしまう。無自覚の限界点は言葉には明らかに出てしまう。
今の自分にできること。
それをするのは大事なことで、それすらしないことだってよくあるけれど、今の自分を超えていくことが楽しくて難しくて幸せに満ち満ちてるということを認識し直すとそれだけで変わる。
新しいこと、深いこと、違うこと、突き詰めること、超えること。
でも一つだけ
大切なことは新しい限界点。
どんどん超えていくようになると時々限界がわからなくなってしまう人がいる。
倒れたり、体に変調を感じたときは自分の調子をよく見直さないといけない。
限界は誰もが違うし、体の強度も心の強度も鍛えられるけれど同じようにはならない。
自分でわからなくても、周りから注意を受けたとき、限界突破がいつから続いているかわからないとき、チャレンジしていないと不安になるようなとき。そんな時は何もないところに行って二、三日休むことが大事。
休めないなんてことは世の中にはなくて、誰に何を言われても何を背負っても、自分が潰れることより重要なことはない。