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愛と仕事と金

ブラック企業で働くときの注意

ブラック企業で働くというのは面白い。個人的には一度は働いてみるべきだと思っている。
仕事の内容が明らかに詐欺であるとか違法なものを販売しているというのでなければ勉強としては発見することが多いものだ。


それに入るまでブラックかどうかなんて確認できないということもある。


しかしブラックなので自分が無くなってしまう可能性もあるので注意するところだけは先に確認しておこう。

 

 

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とにかく重要なのはやめ時。多くのブラック社畜はやめたいとは思いつつ様々な理由からやめることができない。


そうならない為にやめる基準はしっかり作らなければいけない。

 

 


死にたいと思ったら

いうまでも無くそんなことを考えたら辞めるしかない。やめられない仕事なんてない。お前がやめたら1億損害賠償だと言われてもどうでもいい。辞めよう。実際にはそんなことを言う会社はあるらしいが請求できる例はほぼない。仕事のミスで1億損害を出したところで個人の責任になるなんてことはまずないし、やめたからそれだけの損失だというならそれだけの見返りも請求できるのだから。

 


やらなきゃ

仕事において義務感というのは持つ方がいいのかもしれない。とはいえ仕事は誰かがやめれば変わりはいるし、代わりを雇うこともできる。そしてそういう風に代わりを作るのは経営者の責任であって作業をしている人間のものではない。もし社内で自分だけが持っている技術があるとすればそれこそ上司のミスである。


体調や緊急の用事の際に休めるのは権利として持っているものだ。当然その日の仕事で代役を立てた方がいいことについては引き継ぎを電話ででもするべきであるが。

 


マイナス給与

ペナルティで自腹を切るのは最悪の状態である。どのような業態にでも存在するブラックさであるが、自分の成績をどうにかしようとしてという見栄であってもするべきではない。


さらにブラックさが増してくるとそのせいで自腹額が生活費をマイナスにすることもある。有無を言わさず辞めよう。それはもう悪質なネットワークビジネスとやっていることが変わらない。

 

 


仕事とベッド

忙しい時期はベッドと職場を往復するだけだという会社や業界もある。しかしそれが常態化しているのなら辞めよう。仕事は生活の一部であって生活そのものであるべきではない。あってはいけない。しかし一時期のみならばそれは部活の合宿よろしく後から笑えるものになる。

 


常に時間のない仕事はどこまでいって時間が生まれることはない。あの立場になればなんていう期待よりも転職の方がいい。

 

 


バカ上司

人は忘れる生き物だ。自分がどんな風に成長してきたかすっかり忘れてしまう。企業では上司の為に教育用教育をすることはほとんどない。そのせいで俺は俺はと自分の良かったことだけを持ち出す人も出てくる。


もしそれが苦しくて、上司のさらに上に相談しても変わらない場合は辞めるしかない。
バカというのは死んでも治らないというが、実際にそういった人格否定論者は早々治らない。自分がされてきたからこそやる!ということもある。


ただ役に立たないだけの上司なら、辞めるよりもうまく使えるようになることがうまい生き方と言える。その練習くらいはする価値はある。

 

 

会社を辞めて後悔しない39の質問



辞めるタイミング

辞めるのは自分の判断でし難い。その為に友人数人からやめればいいと言われたら辞めるというルールを決めてみよう。家族がいるからとか仕事が止まってしまうとかそんな事は2の次で、自分が生きるか死ぬかが最も重要である事は明らかだ。


転職がスムーズに行けばそれが一番なのでオススメは転職アドバイザーのいる転職手段を用いること。それも就業中は時間がないかもしれないのでやめてからでいい。失業保険なんかは当てにしてはいけない。あれはどうにもならなかったときのセーフティネットだということを理解しておこう。頼るとヤバイ友達みたいなものだと思っておいていい。


アドバイザーにはなるべく全て話そう。虚勢も誤魔化しも必要ない。その後世話になるかどうかはともかく、アドバイザーとしてのプロには頼るのがいい。それはプロとして働いていた人なら理解できるだろう。


個人的なことを言えばハローワークよりも民間の転職屋の方が優秀である。
アドバイザーでも日本的になり過ぎてブラックを普通だと思っている人は大勢いるようだが、譲れないライン、譲ってはいけないラインは引こう。

 

 

自分に適した仕事がないと思ったら読む本―落ちこぼれの就職・転職術 (幻冬舎新書)

 

辞めると言うこと

自分が辞めるかどうかは最終判断は自分にしかできない。そしてその宣言も自分にしかできない。


アルバイトなどで働いた経験が少ないと、この辞めると言う宣言がひどく高いハードルになることがある。


しかし辞めるなんていうのは普通のことで、ここまでで言うような辞める環境を作る方が悪い。転職というのは引越しみたいなもので当たり前にできていいことだ。やっていいことだ。責められようと引き留められようと必要ならば辞めよう。


その時に条件が良くなるのなら一考する必要はあるので、強硬な態度で行くことは控えよう。

 


また今日明日で辞める何てことも基本的にできないことは周知だろうと思う。
仕事が自分にとって最悪であっても最低限のルールを自分が守らなくなれば、自分がルールを求めることもできないと思った方がいい。


企業と自分は常に対等だ。転職に損も得もあるのはお互い様なので結婚報告するぐらいのつもりでしよう。


順序としては同僚との意見の出し合い、上司との相談、宣言となる。宣言後は自分はもう関係ないというような事もせず、飛ぶ鳥跡を濁さず、一宿一飯の恩義というわけでもないが同じ業界で転職を望むのなら余計なことはしない方がいい。

 

 

 

さいごに

辞める事にはある程度ハードルを持つべきである。自分が逃げ出さないように自分を律する条件はあるべきである。


だからと言ってやめられない仕事はない。自分がやらなければどうにもならないなんていうのもない。あるべきではない。

 

ブラック企業は合宿気分ではいいが長居するところでもない。