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愛と仕事と金

究極自分本位

人間なんてみんな自分勝手なんだから好きに生きようよ。


というわけではないお話なので早とちりなさらぬよう。


ではどんな話なのかと言われれば自分勝手というよりは自分本位。つまり自分にメリットが来るように生きる方法について見ていきましょう。

 

私の個人主義 (講談社学術文庫)

 
自分本位と自分勝手の違い

自分勝手に生きるというのは周りのことを考えないで生きるということだと認識しています。一方で自分本位というと周りは見えていつつも自分の利益を優先するようなイメージ。


実際には言葉の細かな設定はこうした文章の中でだけあるのであって、人と話している時はその人の認識に合わせるものなのでどうでもいいでしょう。

 


ある会話で自分勝手であれば、相手の話を途中で切っても自分のしたい話をしたり相手の意見を聞きながらなかったことのように進むことになります。


一方で自分本位だと会話の何に価値を見出すかがポイントとなっています。会話して親睦を深めることなのか会話から何かを得ようとしているのか。そのなかでもし自分の意見を話すことがメリットなら流れを切ることもあります。

 


メリットを考えるのが自分本位、メリットよりも自由を選ぶのが自分勝手ということですね。

 


しかしこれを見れば大抵の人は自分本位だと言うのかもしれません。というよりも誰もが両方の面があるということなのでどちらかだと言い切る人は生き急いでるのではないかと。本を読んだりしても先を見越して分かったつもりの人が多いですがそれが自分勝手、というものでしょうか。

 

 


自分本位な結末

自分本位に生きるといいうのは最近の流行りのようなものです。最近というか時代の流れというかまあそれも如何でもいいわけですが、メリットデメリットという概念で生きている人は多いのは確かです。


しかし、そうした人が実際に自分本位に生きているかというと自分勝手でありつつ、実に適当です。生き方なんてものはそんなもので、突き詰めて生きている人なんていうのは大きなことを成す人くらいのものです。


大きなことするんだと言う人でも先に結果が見えるのはその適当さの中。


もし結果が欲しいのであれば自分本位ということについて十分に考える必要があります。例えば自分本位にメリットを得ようと思えばメリットの最大化を想像しなければいけないでしょう。


その瞬間の事だけでなく後のことまでを考える長期的な思考ということです。

 


誰かとの会話、その瞬間に得られるものは情報か感情か。長期的な思考であれば、親交から得られる人脈やいざという時の味方か。


仕事はその時のお金のためか、転職を含めたキャリア合計での生涯収支か。

 

 


自分本位になる道は果てしなく

こんな事を考えるのはめんどうなものでいつも考えろというのは酷ですね。時々から始めればいいんじゃないでしょうか。徐々に増やすのか気合い入れて全部入れ替えるのか、それも自分本位であればいい。

  

自分本位である事は人から見れば擦り寄っていると思えたり、優しいと思えたりと見る人によって真逆の事を思われる事も少なくありません。


それすらもまた考えなければいけません。近くの一人を助けた事で、遠くで見た大勢の人が敵に回る事がある事を知り認めて選んでいく必要があります。

 
結果として大きな事を成すかどうかは私が見届ける事はないでしょうが、自分の選択に覚悟を持っていきましょう。その覚悟は何をなすよりも自分は楽しく生きられるでしょうから。